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side ベクヒョン
何も知らずに、ただ親友の幸せを望んでジヘを紹介した。Aといるより、ジヘといるほうが幸せなら、そうなればいいと思ったけど、
「ごめん、チャニョラ…」
すーっと体中の体温が下がっていくのを感じる。俺が安易な考えで紹介なんかしなかったら、お前はこんなに後悔することもなかった。
Aが、一人で苦しむこともなかった。
ギョンスが悩むこともなかった。
もう、これ以上、自分を…お前を後悔させたくない
「今からでも、Aに会いにいけよ」
こんなこと、俺が言えることじゃないけど。
「…」
静かに首を横に振るチャニョル。
「お前、今、後悔してんだろ？じゃあ、」
「今更、どんな顔して会えばいい？」
そういって、上げた顔は目が真っ赤に充血していて、今までに見たことないくらい情けない表情だ
「せっかく、ギョンスと結婚するって言ってるのに…これ以上、俺、Aの幸せ邪魔できない」
「それじゃあ、お前、」
「うん。このまま、ジヘと結婚するよ。」
力なく笑うチャニョルに何て言っていいか分からない。
そうじゃないだろ、って言いたいのに、声にならないんだ。
「持ち主の女性から電話があったんだよ」
「「え？」」
カウンターに座ってこちらには全く無関心だったマスターが突然口を開いたことに驚いて、思わずチャニョルと声が重なる。それで、
「彼女は何て？」
「その手帳捨ててください、ってね。だけども、大切そうなものだったし、ひょっとしたら君が来るかもしれないと思って、とっておいたんだよ。
君たち二人、とても仲が良かったから」
そういえば、Aが言ってた。あそこのアップルパイも好きだけれど、いつも奥の柱の陰になる席に通してくれるから絶好のデートスポットだ。って
「余計なお世話だったかな」
そう言って、カウンターの中に入っていってしまったマスター。
「チャニョラ…」
「感謝しなきゃ、俺、マスターに。
じゃないと、後悔すら、できなかった…」
エコー写真を手帳に挟んで机の上に置く。
「正直、これから先、ジヘのこと心から愛せるとは思わないけど…
それでも、これが俺なりのけじめだから」
だから、ベクもそんな悲しい顔すんなよ。って
もう遅い、手遅れなの
何とかしようとしたけれど
私の中の何かが死んでしまって
もう、隠せないし
騙すこともできないの
静かな店内に響くBGMに泣きたくなった。
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ビビ(プロフ) - えりさん» 本当に、ギョンスどうした、の一言に尽きますね(笑)ありがとうございます、続編(？)もよろしくお願いします(*^^*) (2016年1月13日 23時) (
レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ぎょぎょさん» わああああ、お、落ち着いてください(わたしもですね) 更新、頑張ります、ありがとうございます^^ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ちびっこさん» ああありがとうございます！ただひたすら、男前ギョンスをお送りしております。(笑)あと少しですが頑張ります(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - リコさん» リコさんいつもありがとうございます〜^^ほんとに、ジョンインはよく、活躍してくれます。(笑)こんな弟、わたしもほしいです。。。 (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - まゆきちさん» ありがとうございます^^チャニョルもようやく気づいたので、あとは、後は幸せになってくれるだけ、と信じたいのですが…(笑) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ
| 作成日時：2015年12月17日 0時
