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小｜中｜大｜春になる前に、衣替えをしなければと思っていたのが一ヶ月前。

　今年もやってしまった、また忘れていた。
　とっくに暖かくなり、丘を登って少し汗ばんだ肌と吸い付く薄いセーターに一ヶ月前の記憶が滲み出た。

　絵の描かれていないスケッチブックと鉛筆消しゴムを片手に静かな町を見下ろす。

　青い風がセーターと肌を剥がして去っていった。


　特に何も思わなかったがその風の行き先に少し笑いかけ、まぁいいか、と年期の入った木のベンチに座った。

　さてと。
　今日は白紙に何を語ろうかな?執筆状態：連載中









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設定タグ：創作 , 何も考えないで , 自分だけの夢で , オリジナル作品
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作者名：うかない | 作成日時：2024年2月5日 18時

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