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6、月光が囁く ページ6
月光が囁く。今日のこと、明日のこと、今までのこと。それらが、良いものだったか悪いものだったか。僕はただ、振り返ることしかできない。
夜が静かになる。こんなときでも、月はきれいで。いっそのこと、僕を隠してしまってほしいとさえ思う。
月光が僕を攫って、僕はいなくなって。でも、僕が消えるわけではなくて。僕はただ、存在しているだけでいいんだ。何をするわけでもなく、何に流されるわけでもなく。ただそこに在るだけ。僕は、それを夢見る。
月明かりの下、僕はそれだけを夢に見る。白いベッドで、ただ一人。
7、金春色に祝福を(主従の日掌編)→←5、歩く、止めて、新しい。
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作者名:糸田 | 作成日時:2021年3月13日 21時