君が笑えるように (ページ12)

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じゅんページ12

智『翔、潤病院行こうか』

智にぃの、その言葉に翔にぃと俺は無言で動き出す

俺は部屋へ行って、戸棚から和のリュックを
引っ張り出してきた。

和が、生まれた時からお世話になってるブランケットと、小さめの毛布を手に取る。

あとは、、クッションでしょ、
ゲームもかな。

着替えとかは入院セットに入ってるからいらない

そして俺は、部屋から出て和室へ向かった
そこは風邪をひいた人専用の部屋で、

まぁ、正直雅にぃと和専用の部屋に
なりつつあるけどね。

俺が和室のドアを開けると、
和が2人の兄たちの介抱を受けながら
智にぃの背中に乗るところだった。

俺はその様子を見届けると、いち早く玄関へ行く

ドアが全開きになるように固定したら
車へ行く。
和が眠りやすいように、座席を倒し
クッションを置く。

そこまでして、まだ和室にいた3人を横目に
キッチンへ。

湯たんぽを、取り出してお湯をその中に入れる。
ついでに、リビングのテーブルに放られていた
体温計と熱さまシートをとる。

自分のリュックに放り込む。
ハンガーラックにかけられている
智にぃと翔にぃ、そして俺の分の上着を丁寧に畳み
また、リュックに放り込む。

忘れずに、マスクを数枚密閉袋の中に入れて
リュックを背負いまた、車に戻った。

そして、車は雅にぃが眠るであろう
そして生まれてから和が
お世話になってる病院へ発信した。