戦の始まりの段 ページ10
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乱太郎「大丈夫、皆心配しないで」
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「あらら〜、もうし始めたの?」
「私らには当てないだろうな〜」
「鉄砲隊ー渡河」
「装備を濡らすなー」
照星「そろそろ砲撃が来ますな」
佐武「わしは虎の仕事を信じる」
ﾄﾞｺﾞｫｫｫｫﾝ
ﾍﾞﾁｬｯｯ
照星「止まった」
土井「成功だ!!」
虎若「やった!!やったぁ!!!」
「９ーつ」
隊長「これだけ撃ち込めば怪我人続出で、戦う気なんか無くしてるだろ〜」
「十!!これで最後です」
隊長「突撃ー!!」
「「おぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」」
隊長「おわ、何か泥濘んでぞ!!足元注意しなさーい!!」
隊長「よーし、１列構えー」
ｶﾁｬ
隊長「火蓋切ってー狙ってー」
佐武「放てー!!」
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!!
お、当たった
案外いけるもんだな。でも、俺は落とし穴の方が良いや。
火縄銃でも良いけど。
隊長「誰?おぉ」
ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!!!
当たる訳ねぇだろ、そんな下手くそなエイムで。
...、弱
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!!
隊長「何ー!!?」
「相手村人じゃないんですか!!?」
ﾄﾞﾝｯｯ
「さ、佐武!?」
隊長「うそーん!!」
照星「火皿の周りの火薬を洗え」
三木ヱ門「はい!!」
佐武「放てー!!」
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!!!
虎若「照星さん!!」
照星「若大夫、お父上にも渡してあげなさい」
佐武「平気!!全っ然気にしてないし!!」
いや、滅茶苦茶気にしてるじゃん。
何なら、泣きそうだよ?
佐武「放てー!!!」
ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!!!
隊長「ちょっとタイムー!!!」
あ、逃げた。
それでも隊長かよ、ダサ。
「隊長ー!!!」
「参った...」
孫兵「あぁ!!そこ動くな!!!!」
孫兵「ジュンコ、何処行ってたの!!そんなばっちー物噛んじゃダメ!!!」
「「だぁぁぁぁぁ」」
孫兵「乱太郎ー!!!!」
孫兵「消毒してぇ?」
乱太郎「噛まれた人を連れて来なさい!!!」
きり丸「大量、大量〜」
きり丸、目が銭になってるよ。
まったく...
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作者名：霧-fog- | 作成日時：2024年1月14日 15時
