13話 狙われた私と決着 ページ14
虎がこちらを見、一気にかけてきた
太宰「!?」
動けない私
いや、動きたくない私
太宰さんの声が聞こえる
太宰「Aちゃん!!!!」
貴方「あぁ、やっぱり。
私に生きる価値は──無いのか。」
最後かな………?
これが私の
自分を嘲笑うように薄く笑った
貴方「さ よ う な ら 」
ジャキン
思いっきり爪で切り裂かれた
自分の血が宙を舞う
ゆっくりと床に倒れていく
ドサッ
流れ続ける血を黙って見ている
視界がぼやけて霞んでいる
遠くで何かが光った
おそらく、太宰さんだろう
中島さんが虎から戻っているのが見えた
そこで……………意識が途絶えた
太宰side
初めて私ばかり狙っていた虎が何故か急にAちゃんに飛びかかっていった
動けないのか固まったままのAちゃん
太宰「Aちゃん!!!!」
何かを言っ出たけど虎の声で聞こえなかった
虚ろな目で嘲笑っている
そして
貴方「さ よ う な ら 」
ジャキン
虎の爪で切り裂かれたAちゃん
音を立てて倒れた
虎がまた目標を私に向けた
Aちゃんには悪いけど一寸待っててね
飛びかかってくる虎の眉間に指を当て
太宰「君では私を殺 せない。
私の能力は──あらゆる他の能力を触れただけで無効化する。」
私の周りに文字の羅列が光を帯びてまわる
人間に戻った敦君を一旦抱え、地面に落とした
太宰「男と抱き合う趣味はない。」
ビタンッ
それより今はAちゃんだ
国木田「おい太宰!」
太宰「あぁ、遅かったね。虎は捕まえたよ。」
国木田君が私のそばに走ってくる
国木田「その小僧………
じゃあ、そいつが」
太宰「うん、虎の能力者だ。変身している間の記憶がなかったんだね。
それより、今はAちゃんだ」
国木田「小娘?」
国木田君が私の後ろの方を見て驚いている
太宰「国木田君、与謝野医師を……」
?「呼んだかい、太宰。」
太宰「与謝野先生!?」
与謝野「怪我人かい?アタシに任せな!」
血塗れのAちゃんに近づき、異能を発動した
怪我が治り眠っているAちゃん
国木田「小僧がやったのか?」
太宰「あぁ。」
でも、あの時Aちゃんは笑っていた
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黒蝶レレン(プロフ) - ありがとうございます!更新は少し遅いかも知れませんがこれからもよろしくお願いします! (2018年8月18日 21時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - すごい面白いです!!これからも、がんばってください(´˘`*) (2018年8月17日 23時) (レス) id: 05d93118bd (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶レレン(プロフ) - 指摘ありがとうございます!普通に忘れてました。 (2018年7月24日 15時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月24日 12時) (レス) id: b63bf3be69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒蝶レレン | 作成日時:2018年7月24日 11時