いれぎゅらーな君との時間［短編集］

［桃］10 年 後 の 小 さ な 未 来 、 の 解 説 . ページ17

次に"［桃］10 年 後 の 小 さ な 未 来 、"の解説ですっ！

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このお話は個人的に1番好きなストーリーで考察をたくさん取り入れました🙌♡
悲恋だけどお互いが幸せそうな悲しい運命のお話を書きたくてこのお話を作りました！♡


"最近は窓の外の景色を眺めながらそんなことばかり考えてる"という文があるのですが
窓の外を見るって"リラックスしたい"、"疲れてる"ときにしがちな行動なんです
"疲れている"というのにスポットライトを当てて考えてみると
女の子は"生きるのに疲れていた"んです
自分がいつ死.ぬかも分からなくて体調が悪い日がずっと続いて、何もない、この自分の人生に。
でもそんな中一筋の光として現れたのが桃くんの存在。
女の子は桃くんのことが大好きだったからきっとその本音は隠していたんだろうって考えられます


お話の最初に桃くんが女の子にキスした場面があるんです
"ないくんは呆れながらも私のうなじに優しくキスをした"という文章
普通キスって唇とかが一般的だと思うんですけどあえてうなじにしたんですよね
それには理由があって、うなじへのキスは"その人を守りたい"という意味があります
桃くんはなんとしてでも女の子を守りたかった、そう考えると切ないですよね

　
"そのまま何も進展がないまま、1ヶ月が過ぎて、Aの誕生日になった"とあります
こんなにたくさんたくさん桃くんが治療法を探してたのに進展がないっておかしくない？
そう思った方いると思います、これには理由があるんです
"今日もだめかぁ、、、はやく、はやくしないと、、"という文があります
この文は女の子が亡くなる1ヶ月前のときに桃くんが言った台詞です
何もないまま1ヶ月すぎたのに「はやくしないと」って思ってるんです
いまいち私も医療のことは分かってないのですが正直に言うと結果が伴ってないですよね
そこから考えると、"はやくしないと、という意味は別の意味”なのではないでしょうか
ここからは私が最後まで省くか省かないか迷った場面なのですが
桃くんは女の子が”生きるのに疲れていたことを知っていた”んです
桃くんとしては最後まで生きててほしい、でもそれは女の子にとっては苦痛でしかない
だとしたら最後まで生きてもらうためには何かしらの生き甲斐が必要だった
それを見つけてもらうためにも桃くんはずっと考えてたんです

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