占い12位の結果、マネージャーになりました【白鳥沢】

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二「 もうバレーやんねえって ... 」

『 バレーはやってないよ？』

二「 だとしてもマネージャーかよ 」


二口の落胆した姿を見て、首をかしげる。

また会えることを嬉しくは思わないのだろうか。


川「 あ、伊達工もう来てるって、鳴宮？」

白「 お前何してんの 」

『 伊達工御一行様をご案内... 』

白「 お前にとって、選手の1人の上に乗っかることがご案内というのか 」

『 トンデモゴザイマセン 』


のそのそと堅治から離れる。


川「 なに、知り合い？」

『 いとこ 』

白「 なにそのデジャヴ 」

『 けんちゃんって呼んでるんだ 』

二「 いつ呼んだんだよ 」

『 なになに、なんでそんな2人ともおんなじような目してんの。怖っ 』


川西サンの後ろで2人を見ると、白布氏は堅治に謝って体育館に案内してる。

白布氏の睨みにはもう慣れた。


川「 仲いいんだな、いとこと 」

『 堅治がバレーを教えてくれたんだ 』

川「 ふーん、中行こっか 」


暫くアップを始めて、試合のホイッスルが鳴る。

堅治は私の方を見るなり少しため息をつく。顔に何かついてるかな。


覚「 いとこなんだって？」

『 そーですそーです 』

覚「 ふーーーん 」


この顔。ゲスの顔だ。なにを企んでるんだろ。


覚「 いとこなんだってー？」

二「 ええ、一緒にお風呂入ったこともあります 」

覚「 可愛くねえ 」


ジリジリと視線をぶつける2人。

私はというと...


『 瀬見さん、お昼ご飯なに持ってきました？』

瀬「 それ今答えなきゃだめ？」

『 私は三色弁当です 』

瀬「 ちょっとちょうだい 」

『 みんなには内緒ですからね 』


瀬見さんとイチャイチャしておりました。

何だかんだいい人なんだよなー、私服のセンスさえあれば。


練習試合の結果は、伊達工が1セットも取ることなく終えた。


両校が向かい合って挨拶をする。

堅治も置いた鞄を肩に掛け始める。


『 堅治 』


思わず呼び止めてしまった。

メンバーも若干こっちを見てる気がする。もちろん、片付け始めてるメンバーもいたけど。

私はトトトトと小走りで堅治の元に向かう。

言うことないんだけど呼び止めたからには...


『 今度、堅治ん家行くね 』

二「 ...！」


覚 (( 何アレ！？！？))

川 (( 家！？何すんの！！！))

瀬 (( 二口君って、Aのこと好きなのかな ))

白 (( 他所でやれ ))


二「 来るときは連絡しろよ 」


堅治は頭をポンって撫でてくれて帰っていった。


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