占い12位の結果、マネージャーになりました【白鳥沢】

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暫く私は及川さんの腕の中で暑苦しい思いをしていたが、それを切り離したのは我らが岩泉さんでした。


岩「 クソ川うるせえ 」

『 岩泉さん！相変わらずかっこいいですね！』

覚「 ちょっと聞き捨てならない〜 」

『 天童さんもカッコイイデス。はい 』

岩「 邪魔したな、また試合で会おう 」

『 はい！じゃ！また会いましょう！』


岩泉さんによって及川さんは無事離れた。

が、どうにも納得いっていない面々が...。


『 えーっと 』

覚「 Aちゃんって北一だったんダネ〜 」

瀬「 及川徹とさぞ仲よさそうで 」

川「 岩泉一さんをとても尊敬されている、と 」

白「 かっこいい なんて単語、初めて聞いたな 」

『 え、賢二郎も入ってきちゃうんだ 』

牛「 青葉城西の方がよかったか 」

『 う、牛島さん！？！？ 』


大 (( みんないつのまにか鳴宮のこと大好きなんだな ))

山 (( 俺も混ざりたい！！が、ネタがねえ！！ ))


こう、大柄の人たちに囲まれるって凄い怖いんだけど、あれだよね？みんな結果私のこと大好きってことでいいんですよね！？！？

じゃあ、なぜこんなにも怖いんですか！！


『 及川さんには、トスの御指導を頂きまして...岩泉さんは、当時の憧れの人です... 』

牛「 この大会、優勝する以外の選択肢はない 」

瀬 / 覚 / 川 / 白「 オウ / ウス 」


こーゆーモチベーションの上げ方もあるのですか。

だとしても、愛されてるのならばもう少し甘やかしてください！わかりづらいわ！


試合が始まるといつもの彼らである。負けるなんて微塵も思わせない王者っぷり。

誰がなんと言おうと、白鳥沢が1番かっこいいんだよな。なんて。

私は空いてしまったドリンクを作りに両手いっぱいにボトルを持って走っていた。

あ、黒のジャージ...烏野ッッッッ！！ズテンッ

ボトルを落とした上に漫画のようにコケてしまう。余所見禁物。


『 痛えー。』

「 あの、大丈夫ですか、これ落としましたよ 」

『 あ、ありがとうございます 』


拾ってくれたのは烏野の1人で、黒髪の短髪の人だ。優しそう。


「 イエ、怪我してませんか？」

『 ダイジョブです。』

「 気をつけてくださいね 」

『 あ、あの！！！』


チームの元に帰ろうとする彼の後ろ姿が、少しだけ小さく感じた。

助けてくれたときは大きい人だったのに。

思わず声をかけた。


『 バレーは上を向くスポーツです！』


受け売りの言葉だった。でも、彼は笑ってくれた。


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