12 ページ12
・
「長寿様。」
「どうかした？眠れない？」
「いえ、昼に言っていた“最終手段”ってなんですか。」
私は眠らないから椅子に座っていた。フリーレンが眠りについたころフェルンが起き上がって言った。そのために起きていたのか。
「あまりしたくないのだけれど竜と話して村を襲わない約束をするの。」
「竜とですか。」
「そう。でも竜にとって暴れない=ストレスだからね。だからシュタルクには是非手伝ってほしいな。」
というのが昨日の夜。
今私達は昨日シュタルクが座っていた場所に来た。
「いませんね。」
「いないわね。」
「逃げたか。期待していたんだけど、」
「仕方がない。竜と取り引きね。」
「いいの？」
「いいの。」
竜のすみかに移動していたときシュタルクが現れた。
「フリーレン。」
「足止めは30秒でいいんだよな？」
「遅かったじゃん。」
「ひとつ約束してくれないか？俺が途中で死んだとしても竜は必ずしとめてほしいんだ。」
「わかった。約束する。」
「でもなんでそこまで村の人たちを大切にするの。」
「変な質問だな。俺はこの村に3年“も”いたんだぜ。」
「短いね」
「超長えよ。」
そうして竜討伐作戦開始。
シュタルクが足止めをしている間に魔法で倒す。
「手が震えてる。」
「怖いものは怖いんだよ。」
「師匠と弟子って似るのかしらアイゼンと同じね。」
「師匠と？」
・
「アイゼン手が震えてる。怖いの？」
「ああ。」
「あっさり認めるんだね。」
「怖がることは悪いことではない。
この恐怖が俺をここまで連れてきたんだ。」
「ならきっと大丈夫ね。」
「あぁ。」
・
「震え方まで同じ。」
シュタルクが竜と向き合う。
竜が警戒して派手に攻撃しない。
そうよね。竜はかしこい。基本的に強い者には手を出さない。
彼は、とても強い戦士になれるはず。
「今だ！撃ちまくれ！」
しかし、だれも撃たない。フェルンは止められて少し戸惑っている。
「おい！なんで撃たねえ言われた通りにやっただろ！」
「一人で戦えってか！」
「ふざけんなよ“クソババア！”」
否確かにおばあさんだけれども。
「シュタルク。もう死んでるよ！」
「“クソババア”か、、、」
「心にくるものがあるわね。まだまだ乙女よ。」
「(あとがこわいな。)」
竜の体の崩壊は始まっている。
「シュタルクお疲れ様。」
「ぁぁ。」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハノン(プロフ) - ぽえたたさん» 「ぽえたた」さんありがとうございます！いいものが書けるように頑張ります!!! (4月15日 16時) (
レス) id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
ぽえたた(プロフ) - 続きが凄く気になります、、！更新頑張ってください！ (4月14日 19時) (レス) @page6 id: e9bc018e39 (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - あかいりんごさん» 「あかいりんご」さんありがとうございます。良いものを書けるように頑張ります🫶🏻 (3月24日 7時) (レス) id: b1aa25fb33 (このIDを非表示/違反報告)
あかいりんご - とても面白いです！更新頑張ってください☺️ (3月24日 2時) (レス) @page7 id: 73d1ffd850 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハノン | 作成日時：2024年3月15日 10時
