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あの後、2人といつものように仲良く話しながら帰ってきた。
先に野郎部屋に集まってきてた皆さんは、私たちを見るや否や、ちょっと…いや、たぶんかなり？笑
驚いた顔をしていた。
葵には予め連絡しておいたから、
おかえり〜！なんて普通に迎え入れてくれた。
ここから作戦開始だ！と思って、
2人に目線を送ってから席に着くと
蓮「ねぇ、3人ともいつの間に仲良くなったの？…凄いじゃん！」
なんて。あれ、早速聞かれた。
確かに、蓮くんには話せるようになったとは言ったけど、
一緒に来る程仲良くなったなんて言ってないや。
私としてはそんなにすぐ聞かれると思ってなくて、でも、作戦作戦！と切り替えて、
○「うん、まぁね？…あ、葵、今日は何話すの？」
と、いつもより素っ気なく返事をして、話を逸らした。
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未だに話せないから、紙とペンを使って筆談ばっかりだけど、
翼くんとか六ちゃんは、普通に話せるようになってるし、
他の皆さんもチラホラと、声で発してくれようとする方が増えた。
私も、筆談より声で話すようにしてる。
四「あ、それならAちゃんがこの前話してたやつじゃない？」
○「ふふ、そうだっけ？確かに話したかもしれない笑
…えっと、あの、や、八代さんは、どう、なの？」
八「っ！あ、えっと、俺は、その、、」
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なんて今日も沢山話して、会がお開きになった。
今日は作戦の為に、4人で帰ろう！と打ち合わせ済みなので、
葵「じゃあA帰ろ〜！四谷くんと六ちゃんも早く！」
言ってなかったけど、
2人と葵は私経由で、たぶん、普通に会話が出来るようになった。笑
四「あ、えっと、うん！」
六「ま、待って！」
七「…あれ、2人とも皆で帰らないの？」
四「あ、うん、ごめんね！」
六「皆バイバイ！」
「お、おう！じゃあな」「バイバイ！」「僕も帰りたかったなぁ、」
なんて声が聞こえたから、
○「きょ、今日は4人で帰るけど、い、いつか皆で一緒に、か、帰りませんか、！」
って勇気を出して言ってみた。
「う、うん！ぜひ！」
って数人から返ってきて、ちょっと嬉しかった。
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○「…ね！パンケーキでも行く？」
四「良いね、パンケーキ！」
六「僕、この前、駅前に美味しそうなとこ見つけた！」
葵「本当に！？そこ行こ！」
たまには4人でも悪くないな、なんて。
…でも、わいわいと帰る後ろで、
笑顔なのにどこか寂しそうに見つめる彼には気づかなかった。
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作者名：ぴゅかぴゅう | 作成日時：2020年5月10日 15時
