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坂口安吾×マフィア少女 ページ12

今日の御相手は、異能特務課の徹夜眼鏡さんです!
ちなみに、Aさんはマフィア所属。既に知り合い設定です


ーーーーーー


「また貴女ですか。偶然も重なると…なにか意図的なものを感じますね。」


ピリッとした緊張感の中、目の前の男は溜息を(こぼ)した。
この男の言う通り、私達は何かと顔を合わせることが多い。
“いきすぎた偶然は、運命とも言う”なンて言葉が蘇って、私は小さく息を吐いた。
悪い方の運命なのであれば、避けたい。


「それで?今回は何をなさっているンです?暗殺か、横領か、鎮圧か、釣りですかね?」


何で事細やかに知っているンだろう。
特務課ってもしや凄いのか…?普段関わりがないと、何をしているのかなど知る由もなかったが。


『…殺し…って言ったらどうする?捕まえてみるか?』


小さく笑った私に、坂口安吾は再度溜息を零す。


「嘘は求めてませンよ」

『!』


気付かれている。私は『へぇ…』と言うと、舐めまわすように彼を見た。
冷たく鋭利な瞳が、見透かすように私を見ている。

とくん、と鳴った胸の音をなかったことにして、私は苦笑いした。


『嗚呼、その通りだ。生憎今日は休みを貰っているものでな』

「マフィアに休日があるとは驚きですね」

『何処のブラック企業だ」

「否、この街一番のブラックでしょう」


それもそうか、と私が笑うと、彼の表情が少し和らいだ。


「マフィアは捕まえないとですね」


ゆっくり歩み寄ってくる彼から何かを感じ、射竦められたように動けなくなる。
視界いっぱいに彼が広がったと思ったら、小さなリップ音と共に視界が開けた。


『……は?』

「ほら、捕まえました。」


貴女はもう、私のものです。
そう言って妖しい笑みを浮かべた彼に捕まるのも、悪くはないかもしれない__


ーーーーーー

安吾「お待ちなさい、評価がまだでしょう?済めば直ぐに愛して差し上げますから、待たせないで下さいね」

太宰治×組合少女→←中原中也×探偵社少女



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伊達 光秀 - 綾辻さんと京極さんの手下の女の子のやつ、凄い萌えました。←好きなんですよ、ドS?と強気な女の子の恋愛が。しかも、敵同士だったら萌しかないじゃないですか、どうしてくれるんですか!!← (2020年1月10日 18時) (レス) id: f7e36ec018 (このIDを非表示/違反報告)
Pigro(プロフ) - 伊達 光秀さん» 返信遅れてすみません、モンゴメリちゃん可愛いですよね…!ツンデレさん好きです! (2018年9月19日 6時) (レス) id: 07bc39b805 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - モンゴメリちゃん...かわいいな(真顔) (2018年9月1日 7時) (レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
Pigro(プロフ) - 涅祇(ねぎ)さん» 返信遅れてすいません。確かに余りないですよね…!渋くて格好良いのに…! (2018年7月9日 20時) (レス) id: 07bc39b805 (このIDを非表示/違反報告)
涅祇(ねぎ)(プロフ) - 広津さんの夢あまりないので嬉しいです!ありがとうございました! (2018年6月20日 20時) (レス) id: 5de7820d7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pigro | 作成日時:2017年3月28日 14時

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