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ママとの別れ ページ1

魔界から出る1時間前




母「A、用意できたの?」
A「あーん、ママ、ここに置いてあったコテしらない?ないんだけど!」
母「んもぉ、あれほど早めに用意しておきなさいって行ったのに、、、」
A「あーもう!それ何回も聞いた!仕方ないでしょ?この数日間お別れ会やらなんやらで友達と遊んでたし!」


私はあと1時間で人間界へと旅立つのに用意が何一つ終わっていないのだ

これ大ピンチすぎ!



A「あー、あと髪巻いて、メイクして、、、
ママ、コテ!」
母「言われると思って持ってきました。メイク早く済ませちゃいなさい。髪は巻いてあげるから」

A「ほんと?!ママガチ神!謝謝!」
母「逆巻さんや無神さん達には迷惑のないようにね?」
A「さすがに初対面でビンタとかしないから大丈夫。私に任せときなって!」


母「それと、、体には気をつけて?
何時でも帰ってきていいからね?パパもママも待ってるから」

A「うわーん!そんなこと言われたら号泣案件なんですけど!やめて、マスカラ取れる!!」
母「ふふふ、、、ほんと、大きくなったわね」



私が騒いでいるとママは私の頭を撫でた

鏡を見ると綺麗に巻かれた髪


ママは魔界で美容師として働いている



さすがだな



A「ママ、私頑張る。めっちゃ友達作る!」
母「なら、これあげる」
A「え?これ、、、ママの香水?」
母「そ、ママ最近香水作り始めたって言ったでしょ?今まで以上にいいのが出来たから、、お守りとして持ってて?」


私はママに抱きついて頬にキスした


A「ママありがと、、まじ愛してる」

母「グスッ、、、ほら!早く準備して時間になるわ」



ママは泣いてたけどなんかそれが嬉しく感じた



私めっちゃ大事にされてる!

いざ人間界へ→



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作者名:乾狩 | 作成日時:2022年7月29日 9時

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