[歌い手]なんかしてたらなんか来た()2[声優]

迷ってた(´｡•_•｡`)。 ページ15

うしさせ「「どうも、ありがとうございました！！！！！」」




マイク無しの素の声で、浦島坂田船の4人が会場の参戦者達に感謝の声を上げる。
･･･最近知ったばっかだけど、いいユニットだな。


ライブの仕事の時は基本担当の場所で不審者とか怪しい動きしてる人が居ないか、具合が悪くなってる人が居ないか見てる。だから今回はかなり特殊なケースな訳で。
せっかくだから、ステージと観客席が見える絶妙な物陰なぅ。


ステージの隅から炎出してたり、ディスプレイに動画と本人達をバランスよく映し出してたりの演出は普通に感動した。ラスト曲の1番盛り上がるタイミングで銀テープぶっぱなしてたけど、やっぱりと言うか後ろの方までは届かなかったな･･･。
んー･･･俺としては会場全体に満遍なくいき届かせたかったけど･･･しゃあねぇか。

つか、luzが少し前に「銀テ取ってくるー」とかのほほんとどっか行ったまま帰ってこねえんだけど(((
天月さんも天月さんで、nqrseさんの事をふと思い出して茶化しに行った。歌い手って自由か()


っと･･･そろそろライブ終わるっぽいし宮藤さんに連絡するか。と思って、物陰から舞台裏に戻った。




宮藤「あ、居た居た！
のーがーわーくんッ」
A「うお。
え、宮藤さん･･･？」
宮藤「ふっふふー、この後なんだけど･･･ヘルプで来てくれたイベント派遣会社の人達がね、残りの仕事全部受け持ってくれるらしいのよ」
A「え。でも･･･」
宮藤「じゃ。そう言う訳だから！
またどこかの会場で、一緒になったらその時はよろしくね！」




俺に反論する隙を与えずに言うことを言って、宮藤さんは手を振って立ち去って行った。

･･･あーーー、これは俺が手伝おうとしても是が非でも手伝わせない気だな。
それなら今日はお言葉に甘えて、帰るとするか。




luz「ののさーん。
見て見て、オセンセンの銀テ取れたぁ」
A「おかえりー。
てか。時間かかりすぎじゃね？」
luz「迷ってた(´｡•_•｡`)」
A「子供か()」
luz「ん･･･あれ、ののさん。
なんか、腰のところにあるよ」
A「んあ？」




俺の腰？と目を後方下に向ければ、無線機の本体に何かが引っかかってた。
手に取ってみればそれはさっき俺も目にしていた銀テで、緑紫赤黄の4色グラデに今回のイベントロゴが黒字でプリントされてる。

あー･･･タイミング的に銀テバズーカ撃たれた時に観客席いかずに舞台裏の方に飛んできたのか。

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