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「おぉ、君が君咲あんずさんか!これは予想以上!やっぱり会いに来て正解だったね!」
「え、あ、はい。君咲あんずです。」
目を輝かせてそう笑うAに、あんずは困惑しながらもそう返した、真顔で。
「んふふ、良いねぇ君も…!私の妄想をいい感じに掻き乱していくよ!気に入った!これから宜しくねあんずちゃん!」
「え、あっはい。こちらこそ宜しくお願いします………?あれ名前……」
あんずは誰だこの人と思いながらもそう返すと、Aはろくに自己紹介もせず、ブレザーから小さいスケッチブックとペンを取り出した。
「このままそこでじっとしててね!あんずちゃんを見てたらすっごいインスピレーション沸くからさっ!」
そう言いながら、さらさらと何かを描き、今度は別のポケットから小さなパレットと水筆を取り出してスケッチブックを色鮮やかに色付ける。
パレットには固まった色が沢山詰まっていて、それを水筆でとかして塗っていく。
その行程はスピーディーで綺麗で、思わずそこに居た三人は目を奪われ、Aの描く世界に引き込まれていく。
「かーんせい!うふふ、これは私からあんずちゃんへの贈り物だよ!受け取ってっ」
Aは絵をスケッチブックから取り出してあんずに見せる。
ものの数分で完成させた絵は、カラフルな色使いで基本無表情クールなあんずとは対照的だが、周りよりも長く一緒にいる明星は、この絵があんずを示していることに気づいた。
あんずはためらいなく絵を受け取ると、ありがとうございます、と言って絵を大事そうに抱えた。
「あ、自己紹介忘れてた。私は日永A。今日からここで皆と一緒に過ごすことになったんだ〜。あんずちゃんのお手伝い役だから是非とも頼ってね〜」
「知ってるみたいですが……私は君咲あんずです。転校してそこまで日も経ってないのでまだまだ素人なので、いっぱい頼っちゃうと思います。私こそ宜しくお願いしますっ」
健気に笑顔を見せるあんずを、Aは先程の明星を見たときと同じ様に眩しそうに見つめた。
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月永緑丸(プロフ) - わしゃもさん» フォローありがとうございます!嬉しかったです!ただ、私もフォローの仕方分からないのでどうにも出来ませんでしたが…確認は取れました!ありがとうございますー! (2018年2月15日 22時) (レス) id: 69119817af (このIDを非表示/違反報告)
月永緑丸(プロフ) - わしゃもさん» わぁ!ホントですか!良かったです!分かりました、では後ほどイメログの方もログインします!いえいえ^^*ご掲載して下さりありがとうございます!!嬉しいかぎりです!! (2018年2月15日 4時) (レス) id: 69119817af (このIDを非表示/違反報告)
わしゃも(プロフ) - 月永緑丸さん» 見つかりました!ありがとうございます!イメログの方でご挨拶させて頂きました~!イラストありがとうございます! (2018年2月14日 21時) (レス) id: 1e4db32e5d (このIDを非表示/違反報告)
月永緑丸(プロフ) - あっ、いちおう見つからなかった時に役に立つかわかりませんが、投稿の作者名はそのまま月永緑丸なハズです!ヨロシクお願いします! (2018年2月14日 0時) (レス) id: 69119817af (このIDを非表示/違反報告)
月永緑丸(プロフ) - わしゃもさん» いえいえ^^*もう、色々と分からなくて…本当はまとめてあげたかったのにバラバラに投稿してしまう形となりました(T_T)とても悲しい…タグ付けしました!#あんスタ#月永レオ#イメージキャラのタグ付けとなります! (2018年2月14日 0時) (レス) id: 69119817af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わしゃも | 作成日時:2017年12月30日 1時