山 田 さ ん 家 の 3 兄 弟

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涼介side




大貴「おまたせでーすっ！」



「よしっ、戻るぞ〜」




大貴がトイレから出てきたので慧の所へ。
なんだかさっきからそわそわするんだよね、、
嫌な予感。急ごう。









侑李「ぱぱっ！けいちゃんが！」




もうすぐで慧の所へ着くって時に、俺と大貴より少し前を歩いてた侑李が慌てて俺を呼んだ。




嫌な予感がするって言うの的中してて








慧が知らない男に手を掴まれていた。




慧「ぱぱあっ、たすけてっ、」




「けいっ！」



俺がすごい勢いで慧の所へ駆けつけると同時に
泣きながら俺を呼ぶ慧の声が聞こえて、俺も苦しくなる。









慧「ぱぱあ…」



「慧…！」



ぎゅっと抱きしめると慧の体は凄く震えていて、よっぽど怖かったのがわかる。



おっさんは俺に気づくと逃げてどこかへ行ってしまった。割と距離あったからもうどこへ行ったかわからない。



おっさんに対して怒りが収まらないけど、、、


何より慧が無事でほんっとうに良かった。






「あの人に何されたの？」





慧「かお、さわられてっｸﾞｽﾞｯ、おかし買ってあげるからってｸﾞｽﾞｯ、ばいてん、無理やりつれてかれそうに、なったのっ」




顔触ったのかよ、、
手首も真っ赤になっちゃってるし。



まじで許せないっ、、。





でも、、俺も悪いよな、
やっぱりちゃんと言い聞かせてみんな連れていけばよかったって後悔が。





「怖かったね慧。もう大丈夫だから、安心して？」




慧「…うんっ」




しばらく抱きしめてあげると震えも収まってきて少し落ち着いてきたみたい。






ほんとに、、少し遅かったら慧は連れていかれてたかもしれないんだ。そう思うと怖くて怖くて、涙が出そうになった。


でも、、、慧の方がもっと怖かったんだよな。






ごめんね。という思いでぎゅーっと慧を強く抱きしめた。

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