俺の心がどんどん荒んで行く。 ページ40
南雲「んなモンとっくにできてるよ」
準備はいいか、そう問い訪ねた古株さんにむかって余裕綽々そうに言った。
普通にできてますって言えねえのかこのクソ炎…(
彼奴に反論するタイミングを完璧に失ってしまった俺は悔しさのあまり強く歯ぎしりした。しかもなんでお前が雷門イレブンとコートで向き合ってんだよ。あっ、いや…それはアニメ通りか……。
ツッコムべきところは、なんでコートの真ん中にいるお前が俺が起きたことに気づいた!!
……見てたのか!!((
『……くそ』
あいつ(俺様系イケメン)が離れたところからわざわざ俺が起きるのを待っていたかと思うと、思わず鼻の奥が疼いてきちゃったぜ畜生(
よし、少し待とう。俺はちょっと混乱してるみたいだ。さっきからマネージャー陣の視線が痛いし、ここは素直に黙って試合を見てた方が良さそうだ。
すう…と、暴れるように鼓動を打つ振動を落ち着かせ、俺は秋の隣に座り直した。
☆ ★ ☆
ピィーーーーーッ!!
沖縄の青い空の下、試合開始のホイッスルが鳴り響いた。
それと同時に南雲は、足元にあったボールをつつくように蹴る。それが合図と言わんばかりに、前線にいたFW陣がボールをとりに走り出した。
それを一瞥し、如何にも性根の腐ってそうな笑みを受かべた南雲は、ボールを蹴り上げ、それを追うように自身も高く飛んだ。
土方「すげーな」
立向居「空中戦が得意なんですかね」
『……』
すでにぬるくなった冷えピタを慎重に剥がしながら、俺は高く跳躍した南雲を睨むように見つめる。南雲は、高く飛び上がったその体制のまま、ボールを蹴った。
すかさずディフェンスが止めにはいるが、ことごとくよけられて行く。
……というか今気づいたんだけど
チラっと右手にはめてある、神からもらったリストバンドを見た。
俺はたしか、利き手である左手にリストバンドをはめていたはずだったのだが……もしかしなくても彼奴が変えたのだろうか。何それ怖い。
リストバンドをずらして容態を見てみたのだが、予想以上にえぐかったのでその辺は割愛させていたこう。
土下座→←目が覚めたら隣に秋(女神)がいるって俺すっげえ恵まれてる気がする(
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にゃふ(プロフ) - 続き楽しみです！更新頑張ってください! (2021年1月19日 7時) (
レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
イオ - 中学生の頃から大好きです。待ってます。 (2020年2月1日 21時) (レス) id: c077c7a2af (このIDを非表示/違反報告)
猫マグロ - 大変だと思いますが、頑張って下さい。 (2018年12月2日 0時) (レス) id: 45b8ce4708 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかり(プロフ) - 応援してます〜 (2017年12月10日 20時) (レス) id: 4b5353ee1f (このIDを非表示/違反報告)
らいあナリ(｀.∀´)＜プリッ(プロフ) - はじめまして！らいあと申します！！この作品すっごく面白いです！続きがめちゃくちゃ気になります！大変だとは思いますが戻ってきて欲しいです！！！！いつまでも待ってます！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 7958bf65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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