喰われる(物理) ※グロ注意 ページ38
『!!? いっ……て…?』
南雲の頬を思つねっていた方の手首に鋭い痛みを感じた。
見ると手首に、南雲の歯が食い込んでいる。
犬歯は人間離れした長さと鋭さで「ずぶ…」―――皮膚に埋まって行く。
『っ!!』
ちょ…痛ったい!メチャクチャ痛い!敗れる皮膚が破れるああああああ!!!((
『ちょっと待て、この小説は何時から吸血鬼パロディになっいででででで!!』
違う、これは吸血鬼パロディじゃない。
これは早く振りほどかないと、食われる(物理的)フラグだ
☆ ★ ☆
吸血鬼パロディは血を吸われたりすると【アッハーン】になって【ウッフーン】って展開になるのが通常のお決まりパティーンだと認識している奴も多いと思う。というか俺もそうだったしな(
しかし、今そんな雰囲気じゃない。
完璧に悪意で噛み付かれている。しかも皮膚が引っ張られて中身がチラチラと見えてきていた。このままじゃ食いちぎられる。
…何それ怖…
ボダボダと手首から大量の血がしたたり落ちていく。
『……う…』
いつもは見慣れているはずの自分の血を、じっと見ていると吐き気がして来た。全身の血液がフルで手首の方へと行っているのか立っているのもつらい。手も震え出した。
ｷﾗｯ
『………?(なんだ…あれ……)』
南雲の服の中から除く紫色の光。(決して故意的に覗いたんじゃなくてこれは事故であって南雲が前かがみになっているからであってry)
なんだか見覚えがある。
そうあれはきっと…俺のポケットにも……
・
『――カニバリズム(英: cannibalism)は、人間が人間の肉を食べる行動、あるいは宗教儀礼としてのそのような習慣をいう。食人、食人俗、人肉嗜食、アントロポファジーともいう。なお、文化人類学ーー』
・
・
・
・
・
『………!』
俺は思わず目を回してしまい、その場に膝をついてしまった。
目の奥が尋常じゃないほどに熱い。そのまま焼け落ちて死んじまいそうな程痛い。
その中で絶え間なく脳内と目の前を行き交う文字の羅列に俺はもう目を開けていられなくなった。
『……くっそ……』
徐々に狭まって行く視界の中、最高にムカつく目で俺を見下ろしているそいつを睨んだのを最後に、俺は意識を手放した。
目が覚めたら隣に秋(女神)がいるって俺すっげえ恵まれてる気がする(→←似たもの同士
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にゃふ(プロフ) - 続き楽しみです！更新頑張ってください! (2021年1月19日 7時) (
レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
イオ - 中学生の頃から大好きです。待ってます。 (2020年2月1日 21時) (レス) id: c077c7a2af (このIDを非表示/違反報告)
猫マグロ - 大変だと思いますが、頑張って下さい。 (2018年12月2日 0時) (レス) id: 45b8ce4708 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかり(プロフ) - 応援してます〜 (2017年12月10日 20時) (レス) id: 4b5353ee1f (このIDを非表示/違反報告)
らいあナリ(｀.∀´)＜プリッ(プロフ) - はじめまして！らいあと申します！！この作品すっごく面白いです！続きがめちゃくちゃ気になります！大変だとは思いますが戻ってきて欲しいです！！！！いつまでも待ってます！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 7958bf65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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