気づかいの女神 ページ30
『え……ちょ…何!?優くーん、どうしちゃったのー?』
「…ﾋｯｸ…」
『………!! なん……だと……』
………人前では数えるほどしか泣いたことのない優がこんな大勢の前で泣いている…だと?
え?待って?本気で何があった?みんな泣いてることには気づいてないよほら話してみろよ優!((
人目につかないよう皆に背を向けてしゃっくりあげながら声を抑えている優を諭していると、優は涙声で一言。
「もうやだあの兄妹」
『一体あの一瞬の目線の交わし合いで何があった』
小刻みに震えている優の頭をなでながら、ﾁﾗｯと鬼道を盗み見る。…どう見ても普通の不審者にしか見えねえしゴーグルつけてるから不審者としての恐怖(笑)しか湧き上がってこない。
円堂「とりあえず……ここにキャンプを張って徹底的に探すぞ!皆で聞き込みだ!」
壁山「わあ…聞き込みって…刑事さん見たいっすね!」
無邪気にそう言った壁山、その脇にいた目金にスポットライトが当たった。
目金「手掛かりは炎のストライカー…このあたりの周辺で炎をまとった素様じいシュートが何度も目撃されています」ﾊﾟﾀﾝｯ
壁山「とはいえ、これだけの情報では難しい。他に手掛かりはないんですかねぇ」
キメ顔で夏未を見る目金と壁山、なんかｷﾗｰﾝって音がしたんだけど(
飽きれたようにため息をついた夏未は「ないわ…今のところはね」とドン引きした表情で言った。それに気づかないのか、目金は俺の斜め後ろで赤くなった鼻をこすっている優を見て「では…」と言った。どうやら優にはチームの情報源としての認識が生まれつつあるようだ。しかし、優は力なく首を降り「…俺もそれ以上は知らない」と顔をそらした。
鬼道「瞳子監督は？」
夏未「後で来るって、監督もめぼしい情報は得られてないみたい」
鬼道「そうか…」
妙な沈黙が訪れ、波の音だけが響く。
少し息苦しい雰囲気が流れ始めたその時、気遣いの女神が地上に降臨した。
秋「皆、気合入れて行こうよ! みんなで探せば、きっと手掛かりが見つかるわよ!」
…ああ、その笑顔に何度(テレビの前で)癒されたことか。
読者のみんなもそうだよな！癒されて…きたよな……！(
円堂「秋の言うとおりだ！頑張ろうぜ!」
｢｢｢おおっ！｣｣｣
「勿論。練習も忘れないように、だね」
｢｢｢お…おうっ｣｣｣
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にゃふ(プロフ) - 続き楽しみです！更新頑張ってください! (2021年1月19日 7時) (
レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
イオ - 中学生の頃から大好きです。待ってます。 (2020年2月1日 21時) (レス) id: c077c7a2af (このIDを非表示/違反報告)
猫マグロ - 大変だと思いますが、頑張って下さい。 (2018年12月2日 0時) (レス) id: 45b8ce4708 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかり(プロフ) - 応援してます〜 (2017年12月10日 20時) (レス) id: 4b5353ee1f (このIDを非表示/違反報告)
らいあナリ(｀.∀´)＜プリッ(プロフ) - はじめまして！らいあと申します！！この作品すっごく面白いです！続きがめちゃくちゃ気になります！大変だとは思いますが戻ってきて欲しいです！！！！いつまでも待ってます！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 7958bf65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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