突然の主人公設定フラグ ページ17
突然のことに混乱している脳みそでも、兄貴の後頭部にクリティカルヒットしたボールは俺が蹴り返したということは伺えた。
状況収集が追い付かない脳を必死で動かし、先ほど起きた出来事を思い出しながら整理する。…一体……何が起きたんだ……?
俺が覚えている限りでは、ボールを蹴り返そうとしてジャンプした筈だったのだが……その時誰かの声が脳に響いてきたかと思ったら……たしか、体が言うこと聞かなくなって……
そこまで整理すると、顔から血の気が引いていった。
『…気ィ…失った？のか…』
ガシガシと左手で頭をかき、ﾎﾞｿｯと呟いてみる。
だってそれしかなくね?
途中から何も覚えていないんだから…
そうだとしても、そうじゃないとしても記憶が飛んだのは確かなはずだから俺としてはかなりヤバイんじゃないかコレ……。頭をジェネシス戦で打ったっちゃ打ったが、医者からは後遺症はないと伝えられたよ?むしろ「とっても健康的な身体ですね」って褒められたよ?ちょっとこれ自慢だけど……((
え………………病気?
これなんの病気!?(
・
綱海「…誰がやった?」
円堂「えっと……。」
俺が天才的な脳みそをフル回転させ、覚えている範囲の病名をあげながら唸っている傍で、兄貴がボールを持ちながら円堂に犯人を炙り出すかのように詰め寄ってきていた。
兄貴のオーラに押されてか、俺を塔子を交互に見ながら言葉を濁す円堂。搭子はともかく俺までチラ見するってことは、意識がなくなった(?)時俺はやっぱりボールを打ち返したっていうことになる。
……い、言っとくけど…俺二重人格とか言う夢小説の主人公設定もってないから(
俺は誰に言い訳もどきをしているのかは知らないが、さっきからこっちをチラチラ見ている円堂が視界の端っこにいたので、正直に自白することにする。
『すまね兄貴、当てたの俺だ』
少し自重気味た笑顔でヘラヘラと笑い、少し頭をさすりながら正直に告白した。真剣に敬語で謝るのは俺には合わない気がしたのでこんな適当な謝罪になってしまったが、兄貴なら許してくれるって俺信じてる(
変な期待をかけている俺の前に塔子は、ズイっと進み出た。
搭子「ーー…いや、当たるきっかけ作ったのはあたしだ」
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にゃふ(プロフ) - 続き楽しみです！更新頑張ってください! (2021年1月19日 7時) (
レス) id: 2c9f18fc80 (このIDを非表示/違反報告)
イオ - 中学生の頃から大好きです。待ってます。 (2020年2月1日 21時) (レス) id: c077c7a2af (このIDを非表示/違反報告)
猫マグロ - 大変だと思いますが、頑張って下さい。 (2018年12月2日 0時) (レス) id: 45b8ce4708 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかり(プロフ) - 応援してます〜 (2017年12月10日 20時) (レス) id: 4b5353ee1f (このIDを非表示/違反報告)
らいあナリ(｀.∀´)＜プリッ(プロフ) - はじめまして！らいあと申します！！この作品すっごく面白いです！続きがめちゃくちゃ気になります！大変だとは思いますが戻ってきて欲しいです！！！！いつまでも待ってます！ (2017年10月27日 21時) (レス) id: 7958bf65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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