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30話 ページ32

どれくらい時間が経っただろう
それほど経っていないのかもしれない
一秒一秒が遅く感じられた


目の前で母が食べられている
何も考えられない


立ち上がる気にもなれなくてボーッと母が食われているところを眺める


先程までの悲しみや怒りも無くなっていた
私は心に穴が空いていた



鬼「そういやぁお前変な気配がするな」


鬼は母を食べ終えたのかこちらを見る


じっと鬼の目を見つめる


あぁ。汚い瞳。
濁りきった汚れた瞳だ。


私も今こんな目になっているのかな
やだなぁ


どうでもいい事をずっと考えていると鬼が目の前に来た


鬼「せっかくだしお前も食っといてやるよ!」


死ぬんだ。
そう思い目を閉じる。


_____生きて.


目を閉じた瞬間声が聞こえた。


母さん…??

それと共に腕を惹かれる感覚。




_____A。生きて。…生きてっ!!!




ハッと目を開く
気付くと私は走っている最中だった

鬼「待ちやがれぇ!!!!」


鬼が目から血を流している


私は鬼の目を潰して逃げていたのだ



貴方(逃げなきゃ…!両親の分まで生きるんだっ…!!!)


走り続けていると目の前に崖が広がった
最悪だ

引き返そうと思い後ろを振り返ると鬼がいた


鬼「良くも俺の目を…!許さねぇ!!」


鬼が手を振りかぶる
きゅっと目をつぶる


貴方「助けてっ…!」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
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芋子 - 夢世_yumese_さん» すっかり忘れてました!ご報告ありがとうございます!! (2020年2月22日 1時) (レス) id: faddf62cd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月21日 15時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋子 | 作成日時:2020年2月21日 10時

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