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『写真、ですか…？』
「俺たちに美術品を盗んで来いっていうのか！？」
フロイド先輩とジェイド先輩が達成条件に驚きを見せる
「いいえ、10年前撮影された、リエーレ王子の来館記念写真です」
「王子の、記念写真？」
「入り口近くに飾ってあるもので、歴史的価値など一切ないただの写真パネルです」
『なんでそのような写真を？』
「難題でないと勝負にならないでしょう？簡単な条件では、僕が損をするばかりですからね」
『そうですけれど…』
「珊瑚の海自体、海の底にあるはずだろ」
「オレ様、水の中じゃ息ができねぇんだゾ！」
「ご安心ください、君たちには水の中で呼吸が可能になるこちらの魔法薬を差し上げます」
『慈悲の心…ですか』
「そうですよ、偉大な魔女もそうされていましたからね」
「さあ、どうします？僕と取引し、契約書にサインしますか？僕もヒマではないんです。早く決めてください。さあ…さあ！」
「契約…します！」
「いいでしょう、ではこの契約書にサインを」
「ふふふ、確かに頂戴しました。これで契約は完了です」
『3日後の日没までに、写真を取ってこなきゃ…』
「オンボロ寮は僕のものになり、みなさんまとめて僕の下僕です！！」
「絶対に負けられない！」
「ジェイド、フロイド、お客様のお見送りを。3日後を楽しみにしていますよ」
『絶対に、オンボロ寮は渡さないようにするからね』
「ありがとう、Aちゃん」
「ああ、Aさんはこちらに残ってください。お話がありますので」
『はい、わかりました』
「じゃあ、Aちゃんまたあとでね！」
「グルル…気をつけろよ」
＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
フロイド先輩とジェイド先輩に連れられ2人がVIPルームから出ていってしまった
「さて、Aさん。あなたにも契約をしていただきたいのですが」
『ジェイド先輩から聞いたんですね』
「ええ、もう内容は考えてあります。こうなることは予測済みでしたからね」
『なんというか、さすがですね』
「内容ですが、オンボロ寮が担保であるということはAさんたちがオンボロ寮を使用することはできません」
『そうなんですか！？』
「はい、みなさんには出て行ってもらいます」
『住むところが…』
「はい、そういうわけなので、オンボロ寮をユウさんたちが取り戻すまで、Aさんにはこの寮で生活していただきます」
『え！？』
「Aさんのことは僕を含めジェイドやフロイドも気に入っておりますから」
『笑顔が怖いです』
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グリムかわよ - マレウスの僕は嫌われてないがめっちゃデジャヴ (2020年10月11日 22時) (
レス) id: 95efe95a5b (このIDを非表示/違反報告)
かいがら(プロフ) - 菜月さん» ご指摘ありがとうございます...！！72話の内１つを削除しました！！！ありがとうございます(((( (2020年5月23日 11時) (レス) id: 0e224a5973 (このIDを非表示/違反報告)
菜月 - ん、、、？んんんん？72話が２つあるだと、、、？(((殴,,,こーゆーノリやって見たかったんですううう(後悔はしていない) (2020年5月23日 9時) (レス) id: c8c8847984 (このIDを非表示/違反報告)
かいがら(プロフ) - 月兎さん» 無事続編にいきました！マレウス様の妹なら最強にしたい！と思ってしまい夢主さんは最強になりました笑 とてもうれしいです、ありがとうございます！更新がんばります！ (2020年5月7日 20時) (レス) id: 9926127154 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 続編おめでとうございます！更新されるたびに待ってましたー！とドキドキしてました、夢主さんが最強でマレウス様が面白いです、更新頑張ってくださいね、楽しみにしてます！ (2020年5月7日 16時) (レス) id: 6671492ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かいがら | 作成日時：2020年5月7日 16時
