汚い大人……？ ページ3
慌てて狐面を取りにいこうと仕事机の方に体を
向けたが、そこにあったはずの物は既に消えて
いた。
「おっと、面は渡さねえよ。少し話そうぜ。」
………ドフラミンゴの手の中だ。
攻撃されても防げるように、戦闘体制に入る。
「危害を加える気はねえ………今回は本当に話
だけだ。そう構えてくれるな。」
お前も今は騒ぎにしたくないだろう。とも言っ
た。こいつ………
「………っ話し終わったら返してくださいよ。」
「素直な子供は大好きだぜ。………ちゃんと返す
さ。」
本当は顔すら会わせたくなかったんだけど………
狐面のためだ。仕方がない。
「………"オサキ"ってやつを知ってるか？」
「オサキ？」
「ああ、探してるんだよ。」
真剣な顔。
さっきから張り付けていたスマイルも消えてし
まっている。
それにしても、オサキか………
「知りませんね……なぜ私に？」
ドフラミンゴは、私を指差した。私は、指差さ
れた部位に手を当てる。
キラリと、淡く、青い光を放つそれ。
「__その、ラピスラズリのピアスだ。
そいつもお前とまったく同じものを身につけ
ていた。」
「………？見間違いではありませんか？
これは弟たちに貰った、オーダーメイド品
ですので。」
残念ながら私の知り合いにオサキという名前
の人間はいない。
それに、それだけでは私に聞きにくる理由には
ならない。なにか他にもあるはずだ。
「本当に知らねえのか？服も大分似てるんだ。
よく思い出してみろ。」
「うーん………やっぱり知りません。
だいたい、その、オサキ？って人、なんで
探して」
ガタンッ！！！
突然の大きな音にビクリッと体が震えた。
ドフラミンゴが近くの椅子を蹴り飛ばしたの
だ。
目をぱちくりさせている私を尻目に、ドフラミ
ンゴは話し始めた。
「………弟の仇なんだよ。そいつは、
俺の弟を殺して、逃げやがったんだ……！」
静かでいて、でも、深い憎悪に包まれた声。
よっぽど相手を憎んでいるのだろう。
しかし、私は、ドフラミンゴが放った言葉に
違和感を感じていた。
ドンキホーテ･ロシナンテは、ドフラミンゴに
殺されていない………？
どういうことだろう………
「ふぁ〜……Aさま…おはようございます……
……？…どなたですか？」
なんて場違いな声なんだろう。私には救いの声
にも聞こえるが。
「チェン……」
普段チャラチャラしている割には変なところで結構親切→←招かれざる客〜ていうかなんでまだいるの〜
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セルリーゼさん(プロフ) - どうやってもパスワードが認識できなくなったため、これからはこのアカウントで投稿したいと思います。ご迷惑をお掛けしてすみせん。 (2020年5月27日 6時) (
レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！これから物語を進めていく内の視野に入れておこうと思います！これからもご愛読お願いしますね！ (2019年11月25日 22時) (レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く続きが楽しみで面白かったです。リクエストで赤髪との再会とマルコとローとの絡みとサッチとエースの救済をお願いします。あとオチが決まってないならローかエースをお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年11月24日 10時) (レス) id: 8276d311bf (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - 灰斗くんさん» ありがとうございます！返信遅くなって申し訳ありませんでした……これからもよろしくお願いします！！ (2019年9月23日 18時) (レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
灰斗くん - めちゃくちゃ面白いです！これからも頑張ってください！ (2019年9月21日 21時) (レス) id: 70c0107070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヲリ | 作成日時：2019年6月16日 11時
