普段チャラチャラしている割には変なところで結構親切 ページ4
「………前、こんなやついたか？……まあいい。
なにか思い出したら連絡しろ。」
そう言い、私に何かを投げてきた。
こっ、これは………！
「電伝虫……！ですか……！？」
「なんだ、まるで初めて見たみたいに………
え、初めてか？」
踵を返し、帰ろうとしていたドフラミンゴは
こちらを驚いたような顔で振り向いた。
うわぁ、これがっ、これがあの電伝虫！
本物！本物だよこれ！
やべえめっちゃ不細工！！でも可愛い！！
「じゃあ、使い方を教えねえとだな。」
「はい！」
さっきまでの空気が嘘のように………とまでは
いかないが、かなり楽になっている。
ありがとうチェン。あとでデザート分けてあげ
るね______
「………？……スゥ……」
寝るの早いな。
「___と、ここはこうして会話ができる。」
「なるほど、こうなってるんですね………
何か分かったら、お教えいたしますので！」
「ああ、頼む。」
意外と親切に教えてくれたため、すぐに使い方
を覚えることができた。これで私も電伝虫を使
うことができるんだ……！！
………最初の電伝虫、ドフラミンゴかー………
今度こそ、と扉に向かおうとしたドフラミンゴ
は、「おお、そうだ。」と何かを思い出したか
のように顔だけ振り向いた。
「まだ何かご用ですか？」
「ああ、伝言があったんだったぜ。すっかり
忘れてた。」
伝言……クザンさんかな？いや、もしかしたら
センゴクさんとか………
「鷹の目の野郎がな、次の会議の時に手合わせ
したいんだってよ。」
「…………」
そっと、耳に手を当てる。ついでに目も閉じ、
ゆっくり息を吸った。
「………私は何も聞いてない。」
「いや、それは無理があるだろ………」
そんな呆れた目で見ないで。目、見えないけど
そんな雰囲気がする。
極力、刀は持ちたくないんだよ。
「あいつも久しぶりに生き生きしてたんだ、
ちょっとぐらい相手してやれ。」
「そんな、無茶な………」
開け、私の頭の中の予定表。次の七武海会議は
いつだった？
………三ヶ月後。
「じゃ、ちゃんと伝えたからな。何か分かった
ら連絡しろ。
そこのやつに起こして悪かったって言っとい
てくれ。」
「ちょまっ」バタンッ！
部屋に響く、扉が閉まった音。その余韻。そし
て、チェンの寝息。手を伸ばし立ち尽くす私。
突如として現れた新たな予定。
…………逃げるか☆
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セルリーゼさん(プロフ) - どうやってもパスワードが認識できなくなったため、これからはこのアカウントで投稿したいと思います。ご迷惑をお掛けしてすみせん。 (2020年5月27日 6時) (
レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！これから物語を進めていく内の視野に入れておこうと思います！これからもご愛読お願いしますね！ (2019年11月25日 22時) (レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く続きが楽しみで面白かったです。リクエストで赤髪との再会とマルコとローとの絡みとサッチとエースの救済をお願いします。あとオチが決まってないならローかエースをお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年11月24日 10時) (レス) id: 8276d311bf (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - 灰斗くんさん» ありがとうございます！返信遅くなって申し訳ありませんでした……これからもよろしくお願いします！！ (2019年9月23日 18時) (レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
灰斗くん - めちゃくちゃ面白いです！これからも頑張ってください！ (2019年9月21日 21時) (レス) id: 70c0107070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヲリ | 作成日時：2019年6月16日 11時
