意地悪さとちゃん。【桃色】 (ページ9)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:3,665 hit

No.7 ページ9

あれから20分後__________

さと「A、なんか手伝う事ある？」

『んーー、じゃあ野菜切っといてくれる？』

さと「りょーかい。」

ただ今ゲームも終わり、二人で夜ご飯を作ってます。

今日頂くのはカレー！！

あんだよ、家の食材で作れんのがカレーしかなかったんだもん。

しょーがないでしょ。

私もさとちゃんも親が仕事で忙しく、一人で過ごす事が多いため、二人とも家事はそれなりに出来るのである。

さと「はい、全部切れたよ。」

綺麗に均一に切ってある食材を渡された。

ルウも入れぐつぐつと煮込んでいく。

『あーー、いい香りしてきたぁ。』

あとは、スパイスを入れてっと。

おけおけ。

さと「おーー、美味そーだな。…ってかお前スパイス食えんの？」

こいつ、舐めてやがるな。

まあ、ちょっと背伸びしたけども。

『さとちゃん甘いやつよりもこっちの方が好きでしょ。』

さと「おっ、よく知ってんな。さっすがー。」

えっへん。

舐めてもらっちゃ困るぜよ。

あ、そういえばあれ忘れてたわ。

あっぶね。

さとちゃんにはもう向こうにいてもらっている。

最後にこの可愛い形に切り取ったチーズを乗せたら完成よ。

『はいっ、かんせーーい！』

どやどやどやぁ。

がちめにいってかわちい。

『さーーっとちゃんっ！！はい、こちらA特製カレーとなっております。』

コトッと後ろからカレーを出す。

あのー、レストラン的なね。

さと「おぉ！なんか進化してるやん。」

『でしょでしょでしょぉ〜！やっぱ天才だからさ〜。』

さと「うっざWWWWWWw」

ははっ、こっちのセリフだぼけ。

っつーか、相変わらずさとちゃんの笑い声すごいなぁ。

悪魔やん。

『ほら、早く食べよ。冷めちゃう前に。』

さと「だな。いっただきまーす。」

ぱくぱくぱく。

うん、やっぱ天才だわ。

___________

『お風呂入ってきなー。』

さと「え、お前先入んないの？」

え？

『仮にも客なんだから先入ってあったまってきなよ。』

さと「……いや、ここはレディファーストで。」

あ、そんなに先入らせたいん？

ならご遠慮なく入るよ。

『ふぁあ。ただ今上がりましたぁ。』

ねっむ。

くそねむい。

さと「……おー。…色気のねぇパジャマだな。」

ま、まあたしかにふわふわのくまのパジャマだけどさ。

可愛いじゃん？？？？

まあ、共感してもらえんだろうけど。

私だって持ってない事ないし、そーゆー露出の多い部屋着。

あ、そーだ。

あとでこっそり着替えよっと。