意地悪さとちゃん。【桃色】 (ページ48)

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No.46 ページ48

萌子「それより！！！」

まだ何か言いたそうな萌子。
そんなに私の普段の生活にご不満でも？？

萌子「私が聞きたかったのはさとみくんの事！！！！」

は？さとちゃん？

さとちゃんとは何もねぇよ？？

『さとちゃんとの事、どうかしたの？』

陽奈「はぁ、萌子。この子は鈍感で馬鹿な子だから通じないよ。」

今私さらっと馬鹿にされた？？
普通にショックなんだけど。

あと鈍感じゃないよ、私。

『まじで何が言いたいのか分からない。』

陽奈「これに関しては彼の仕業でもあるけどね。」

彼？
あ、さとちゃんの事？？

『？？？』

萌子「はぁ………いい？よぉく聞いてね。……Aは、彼氏なんか作ったら彼氏ごと殺されかねないからね！！」

は？？？
疑問が増えた。

まじで何が言いたいの？

陽奈「一歩間違えたら不良になりかねん男子ね。」

いや、私そんなタチの悪い奴相手にした事ないよ？

本当に分からない。
今の言葉とさとちゃんは何の関係がっ………

って、は？？？？

『もしかして、さとちゃんが不良だって言いたいの？』

萌子「そ〜そ〜。」

さとちゃんが私の彼氏を殺す、か。

過保護って事か？
まあ、幼馴染だしそう見えてもおかしくないだろうけどさ。

あんな奴、誰にも興味なさそうだし、過保護になる理由なんてないと思うけど。

萌子「男の嫉妬は怖いよぉ〜。」

『し、嫉妬ってwwwww』

嫉妬はされた事無いかなぁ……いやいやいやいやあるわ。

『え、嫉妬されるって普通じゃないの？？』

陽奈「あーー、この子、もう取り返しのつかないとこまでいっちゃってる。」

え、？wwwww

奏多くんって嫉妬の塊だよね、だって。

あとさとちゃんもよくよく考えてみれば嫉妬してた、のかな。
まあ、そんな事言ったらさとちゃんはえぶりでぃ嫉妬みたいになるな。

萌子「じゃあ、Aの好きな人はいないの？？」

えまって。

私の時だけ長くない？？？
みんなぱっぱ終わってってなかった？

恥ずいから終わろ？

『好きな人、かぁ。』

考えたことないな。

そもそも好きって何なんだろう。

陽奈「やめとき、そこまで言ったら哲学なんよ。」

萌子「そーゆーのじゃなくて、直感でぱっと、ね？？…ほらぁ、例えば一緒にいて落ち着くとか、ついその人の事ばっか考えちゃうーとか。」

ん〜……
今はまだいないかなぁ。

陽奈「まあまだ焦るような時でも無いしね。」

陽奈の言う通りやな。