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No.3 ページ5

これは、


ある男女の熱き戦いである。





あ、ごめんね。

急にびっくりするよね。



前の話見れば分かるんだけど、まあ、私とさとちゃんこれから鬼ごする事になったんよ。


でね。


まあ、なんでこんな私達が熱くなってるかというとなんだけどさ。

私達ね。

小さい頃から、まじでする事なくて暇でよく二人で公園で遊んでたんよ。


ずーーーっとね。

今んとこいい感じの勝負になってる。はず。



だっていちいち勝った負けたカウントしてないもん。





『お前が俺に戦いを挑むだなんて、100年早いってのを見せつけてやるぜ。』





さと「いや、今までずっとやっててむっちゃいい勝負してるやん。」



それはそうだが(((




『どっちが鬼する?』



さと「じゃ、俺が鬼なるわ。」




うぃ。

さとちゃんは足は早いけど、私も運動神経は負けてないからね。



まあ、最近鬼ごとかしてない上に男女での力の差とかありそうだし。


いや、てかあってくれ???



さと「じゃ、10秒だけ数えるから。」




『うぃ。』



さと「いーち。にーい。____」



よし。

さとちゃんは私に背を向け、カウントダウンをし始めた。




はっしろっと。



いやーねー。

ここでがちで走るようなやつは素人だよ。



私はあえてゆっくり歩く!



そして、



さと「じゅーう、っと。じゃ、いっきまーす。」




さとちゃんは私との鬼ごの時はがちで飛ばしてくるから、そん時に、





思いっきり飛ばす。




『ふぅ………ふぅ……』




あ、やーばい。久しぶりにするけどむっちゃ疲れるわこれ。




さと「はぁ……はぁ…………流石、A。やっぱ遊び相手はお前しかいねーわ。」




私はもう当分鬼ごはこりごりだがな。




『さとちゃんとは何百回もしてきたからね。さとちゃんの行動くらい見抜ける。』



さと「あーー、そっか。……じゃあ、これは読み取れるかな。」




そういった瞬間、私の方向ではなく、横に向かって走っていった。




は??どゆこと?

何がしたいの????




『え、ど、どゆこと????』




ってかさとちゃん消えたんだけど。

やばいやばいやばい。




さと「油断してんな。…うっし、ここだっ!!」




あ、後ろか。


咄嗟に横にかわした。

ふぅ、ぎりぎりやったわ。




さと「あーー、おっしいなぁ。」




うん。今のはまじで焦った。


ただ、これで距離が縮まってしまった。



頑張って逃げよ。

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作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:あいますく | 作成日時:2022年10月18日 23時

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