No.37 ページ39
『お疲れ様っ、さーとちゃん。』
無事走り切り、タオルで汗を拭っているさとちゃんに声をかける。
『凄かったねー。ずぅっと一位独走でさww』
あれには一周回って笑うわ。
それに、他のクラスの応援者もアンカー達も半分切った時点でもう諦めたもん。
さと「まあな。」
『かっこよかった、うん。』
なんか、たくましくなったなぁって思ったよね。
ありゃモテるわな。
さと「っ、…………不意打ちはやめろ。」
いや誰も一発入れてないけど。
あ、なに??
蹴って欲しいの?パンチされたいの?
「あっ、いたいた。おい、さとみー!!!」
「Aちゃんも!こっちこっち。」
ん?
どうかしたのかな。
クラスのみんなが私たちを呼ぶ。
さとちゃんとみんなのもとへ向かう。
「二人とも、リレーお疲れ様っ!!」
「記念写真とろー!!」
女子がポケットからスマホと自撮りスタンドを出した。
君のポケットは四次元ポケットか何かだったりする??
どういう仕組みやねん。
「はいっ、ちーーずっ!!!!」
_____________
校長「えーー、誠に今回は皆さん接戦で…とても楽しい体育祭になったのではと思いますねー。」
さて、いよいよ続いては順位発表。
お願い!!
なんだかんだいって全体で見るとそれぞれの組接戦で内心焦ってる。
「では、皆さんお待ちかねの…一位を発表したいと思います!」
「一位は〜……………」
「三組っでぇぇぇっす!!!!!!!」
え、うそ……
「『ぃぃいやったーーーー!!!!!!」』
周りから拍手と喝采を浴びる。
やっばくね??
『うそっ、まじで嬉しすぎるんだが!』
萌子「Aはいつも以上に頑張ってたからねぇ〜。」
お疲れ様、という言葉と同時に頭を撫で撫でされる。
やっぱ持つべきものは友達、だよね。
あれ?
言い事いった???
「そーーだ!!!」
「これからカラオケ行かね?パーっとみんなで歌おーよ!!」
萌子「え、むっちゃええやんっ!!」
萌子がすっごい食い気味に反応する。
あ、みんな行く気満々やん。
まあいいけど。
「じゃ、決まりなー。ちょ、俺今から予約するわ。」
宜しく頼んだ。
さと「なあ、お前カラオケ行く?」
さとちゃんが声をかけてきた。
………どうでもいいけどこの文なんかポケモンのトレーナーのやつみたい。(分かる人には分かるよね。)
『行くよ。…さとちゃん、行かないの?』
さと「…行く。」
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作者名:あいますく | 作成日時:2022年10月18日 23時