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No.13 ページ15

あれから世間話を沢山して別れた。



ってかさ。


奏多くんに去り際「僕の事、男として意識して下さいね。」って言われたんだが????


いや、私は少女漫画のヒロインかいな。

まじであの時は奏多くんが王子に見えた。




まあでも、奏多くんは可愛いし、かっこいいとは思うけど、弟!!って感じがするんだよね。


いやまあ一人っ子だけどさ。

弟がいたらこんな感じなのかなぁっていう気持ちだったよ。





陽奈「あっ!A、やっと帰ってきた!!」




ん?陽奈が慌てとる。

私の事探してたんかな。




萌子「もーー!!ずっと待ってたんだからね。遅いよ、何処いってたのー。」




俺はハーレムものの主人公だったりする?






『どうかしたん?二人とも。あっ!もしかしてご飯一緒に食べる約束してたっけ、ごめんよ。』



全く記憶にはないけど、それならほんまごめん。





陽奈「相変わらずのマイペースさだね。」




萌子「そんなことよりっ!!やばいんだよ、Aの王子がお怒りだよっ!!」





王子??

私の?



ごめん、全く記憶にないんだが???

記憶喪失でもしたんか私はさっきから。


つか私姫やないし。

どーでもいいけどさっきから私色んなキャラになって大変やな。




『私の王子は居ないし、私はお姫様じゃないよ。』




萌子「ちーーがーーうーー!!!あれ見て見なよ!!!」





萌子が指を指した方向へ目をやると、拗ねたさとちゃんがいた。

さとちゃんは何でか分かんないけど机に頬杖をつき、ほっぺたを膨らませて、そっぽ向いていた。



ぶりっ子ポーズか?

いや、あれは拗ねてる顔や。
幼馴染だから分かる。



『なんであいつ拗ねてんの?』




陽奈「知らないよ。でも、本人に聞いてみたらAが浮気したーっとかっていってんだよ。」



えーー、浮気ってなにぃ??


つか付き合ってもない癖に何様やねん。

浮気もしてないし。




萌子「助けてよー!!さっきからイライラしてて物とかみんなに当たってんだよー!!…こーゆー時にこそ幼馴染でしょ?」





いや、何でか知らんけど、私の事で怒ってんなら悪化するだけじゃね??

まあ、私が関わってんならいくけど。





『さとみさーーん。どうかされました?…あと、いくらイライラしてても他の人とかは巻き込まないでね。』




ゆっくり、優しく問いかける。

さとちゃんは知らんぷり。



は???

まじでお前めんどいな。




はぁ。とため息をついていると、さとちゃんはやっと口を開き、こう言った。

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作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:あいますく | 作成日時:2022年10月18日 23時

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