🐙―深海の商人。 ページ35
エースShift
『何でも良いんで、とりあえず邪魔してもらっても?』
それから数分、A先輩とジェイド先輩達が言い合い?を繰り広げている。いや、早く邪魔するならしてほしいんですけどマジで。
エース「はぁ。」
デカく溜め息を付き、まだ終わらねーのかな、とか思いながら先輩達の方に視線を戻す。
……にしても仲良いな、先輩達。
言い争ってる(?)んだろうけど、ちょくちょくツッコミとか、色々入ってて楽しそう。いやまぁ、そんな事思ってる場合じゃないんだけども!そろそろ終われ。言い合い。
グリム「おいッ!Aが言い争ってるうちにオレ様達だけでも博物館に行くんだゾ!」
デュース「!?成る程な。」
ジャック「…一か八か、だな。」
エース「はぁ?マジで言ってる?」
グリム「えぇい、走るんだゾ!」
俺達に合図し、慣れない水中を走り出したグリム。いや、普通にA先輩が可哀想だろ。
『って、おいコラ待たんかい1年坊!!』
エース「デスヨネー。」
グリム「ふなぁっ?!」
首根っこを掴まれたグリム。
グリム「離すんだゾ!今のうちにオレ様達なら博物館に行けたかもしれないんだゾ!」
『駄目に決まってるでしょうが!』
グリム「ふなぁ?!なんでなんだゾ!」
エース「ま、そりゃそうだろ。
A先輩を置いて行くとか、まずあり得ない。それに?俺達が博物館に辿り着いた所で、ジェイド先輩達が追ってきたら意味無いし。つか、A先輩の指示が無かったら俺等無力っつーか、無能じゃん。自分で言うのも何だけど。」
『全くですよ。』
フロイド「あはっ、A置いてかれてんじゃん。可哀想〜。」
『黙りなさいフロイド。心が痛みます。ぴえん((』
ジェイド「キャラが崩壊していますよAさん。」
フロイド「つーか、まぁじで有り得ねーわ。力貸して欲しい、って助け求めたのお前等でしょ?なのに頼み込んだにも関わらずAを置いて行くとか。」
デュース「くっ……確かに……。」
フロイド「やっぱ、今直ぐにでもオクタヴィネルに転寮したほうが良いんじゃね?」
グリム「むむむ……!元はと言えば、お前達がずっと言い争って中々話が進まないのが悪いんだゾ!」
フロイド「あ?」
グリム「ダラダラしやがって!本当なら、オレ様がお前等ウツボツインズをちょちょいのちょいっと倒してたのに!」
『おー…言ったな…。』
エース「おまっ、グリム!」
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ヒナ(プロフ) - 緋色さん» コメントありがとうございます✨是非! (2023年4月4日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
緋色(プロフ) - すみません…!よかったらフレンドなりませんか…!!! (2023年4月4日 7時) (レス) @page22 id: a5d1216a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日菜 | 作成日時:2023年2月8日 22時