番外編―小さくなっちゃった3。 ページ18
AShift
ジェイド「あーっ。」
大きく口を開けて僕を見つめるジェイド。…そう言えば、ジェイドも歯ってギザギザしてるんだ。
『?あーーっ。』
僕も口を開けてジェイドを見つめると、顔をほんのり赤くしながらキャッキャキャッキャしだした。…可愛い。
それを隣で見ていたフロイド。“いぎゃぁぁあッ!!”と、謎の奇声を上げてジェイドを叩き出した。
『フロイド、落ち着いて下さいね〜。』ナデナデ。
フロイド「Aがッ!Aがッ!!」
リュカ「あちゃ〜…。フロイド泣き出したね。」
『はぁ…。ウツボって本当に謎が多いです。さっきもジェイドに噛まれたりされたんですよ。あれは甘噛みレベルじゃ無い…。』
リュカ「え、それってさジェイドがAに求愛してるんじゃ?」
『……はい?』
何を言っているんだ、とリュカの顔を見つめると、ウツボの求愛行動を説明してくれた。…いや、そんなの知ってどうすんだよって話よ。
リュカ「まぁ、甘噛みは知らんけど、ウツボって口開けて求愛するんだって。んで、長時間ギューって雌を包み込むみたいにくっつくんだとか。
実は温厚な生き物らしいね。生き物の中でも珍しいんだよ。だから、本当に愛し合ってる同士だとずーっと一緒にいるって。人間でも中々無いよね。マジすげぇ。」
『えー……(・_・;)』
何でコイツ、ウツボでもないのに知ってんの。あ、もしかしてウツボ好き?
ジェイド「Aさんッ!あーーっ」
『あーーっ。』
ジェイド「!!」ギューーッ。
『ゔぅっ……!!可"愛"い"ッ…!!』
フロイド「じぇーど!!めっ!Aはおれのっ!」
アズール「Aさんはぼくのぉぉおっ!!!」
『おぉ…。耳元で叫ぶな……。』
またジェイドが口を開けてきたため、あーーっ、と僕も開けるとフロイドがギャンギャン騒ぎ出し、アズールは泣き出した。リュカはリュカでいじけ始めたし…。さっきまでの勢いはどこへ?
――ハーツラビュル寮――
エース「?!A先輩ッ?!」
デュース「フェリックス先輩、何ですかそれ!?」
『!!リドルは何処にいますかッ!?』
タコとウツボツインズをあやしながらようやく辿り着いたハーツラビュル寮。ここまで来るのにどれだけ時間がかかった事か。疲れ果ててしまったので、早くリドルに会いたい。
エース「えっと…リドル寮長は、確か談話室に。」
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ヒナ(プロフ) - 緋色さん» コメントありがとうございます✨是非! (2023年4月4日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
緋色(プロフ) - すみません…!よかったらフレンドなりませんか…!!! (2023年4月4日 7時) (レス) @page22 id: a5d1216a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日菜 | 作成日時:2023年2月8日 22時