🌹―真紅の暴君。 ページ9
AShift
「フ……ハハハ、アハハ！！うんざりだって？うんざりなのは僕の方だ！！
何度首をはねても、どれだけ厳しくしてもお前達はルール違反を犯す！
どいつもこいつも、自分勝手な馬鹿ばっかり！いいだろう。名乗り出ないなら全員連帯責任だ！
全員の首をはねてやる！
首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)！！」
『馬鹿っ、リドルっ！！』
次々とリドルのユニーク魔法によって魔法が使えなくなっていく寮生達。まずい…。どうすれば良いんだ…。
「アハハハ！どうだ！誰も僕に手も足も出ないだろう！やっぱりルールを厳守する僕が1番正しいんだ！」
「おやめなさいローズハート君！ルールを守る君らしくもない！」
「トレイ、これヤバいよ。あんなに魔法を連発したら……」
「くっ……！リドル！もうやめろ！」
『リドル！落ち着きなさい！』
マジでどうする？このままじゃリドルは正気に戻れない。戻ったとしても…。
「おい、お前！なんでも自分の思い通りになるはずないだろ！？
そうやってすぐ癇癪起こすとこが赤ん坊だっつってんの！A先輩の声も聞こえねーのかよ！もう赤ん坊ですらねぇだろ！」
「今すぐ撤回しろ！串刺しにされたいのか！」
「やだね。絶対にしねえ。」
『！！エース君…』
ﾘﾄﾞﾙ「うぎぃいいいいい！！！！！！」
ｹｲﾄ「ガチでヤバいって！お前等逃げろ！」
ｸﾞﾘﾑ「うわわ……庭中のバラの木が全部浮き上がっていくんだゾ……！」
ﾃﾞｭｰｽ「なんて大掛かりな魔法なんだ！まさかアレ全部突っ込んでくる気か！？」
ﾘﾄﾞﾙ「バラの木よ、あいつの身体をバラバラにしてしまえーーー！！！」
ｸﾛｳﾘｰ「いけない！避けなさい！」
ｻﾂｷ「エース、早く逃げろ！」
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作者名：日菜 | 作成日時：2022年9月12日 13時
