紳士的イケメンは悪女を気遣う―荒野の反逆者🦁 (ページ40)

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🦁―荒野の反逆者。ページ40

AShift

ｹｲﾄ「んじゃ、Aちゃんも完全復活したことだし、聞き込み調査、再開といきますか！」

ケイト先輩がニコッとしながら僕にウィンクしてきた。本当、先輩もぶれないな…。まぁ、そのおかげで僕も立ち直る事が出来たんだろうけど。

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⚠ストーリーと大分話が違います。

ｹｲﾄ「えーっと、ジャミル君は色黒で長い髪をした……お、いたいた！」

そう言ってジャミルの方へ歩き出すケイト先輩たち。あれ、グリム君は？

ｸﾞﾘﾑ「よぉ。お前昨日調理室で怪我したヤツだろ？ちょっと話聞かせてくれよ。」

『ちょっと待たんかこの馬鹿狸ーっ！！！』

ｸﾞﾘﾑ「ふな"っ！？」

何でグリム君はこうも簡単に声をかけに行くかなぁ…。もう少し考えてから行動してほしい。

ｸﾞﾘﾑ「離すんだゾ！」

『グリム君、君は口の利き方に気を付けた方がよろしくてですよ。』

ｸﾞﾘﾑ「ふなぁ…。」

エースShift

『ったく……。
すみません、この馬鹿狸が…。』

ジャミル先輩とカリム先輩に深々と頭を下げるA。別に大丈夫だ、とジャミル先輩とカリム先輩が声を揃えて言う。

ｼﾞｬﾐﾙ「で、何故俺が怪我をした話を聞きに来た？」

ﾕｳﾅ「学園長に頼まれたのぉ♡」

ｼﾞｬﾐﾙ「・・・で、何故俺が怪我をした話を聞きに来た？」

ｴｰｽ「ﾌﾞﾌｯ…。」

ユウナの発言を無かったことにして、再びA先輩に質問するジャミル先輩。

『…調理室の安全調査です。』

ｼﾞｬﾐﾙ「ふーん。まぁ、Aに免じて、話してやらなくも無い。」

ｸﾞﾘﾑ「コイツ色々腹立つんだゾ。」

『どの口が言っとんじゃコラ。』

ｸﾞﾘﾑ「ひぃぃい！」

NOShift

ｼﾞｬﾐﾙ「昨日の夜、俺はカリムに頼まれて調理室で夜食の羊肉の揚げ饅頭を作ってた。
具材を細かく刻んでいたときに何故か手元が狂って手を傷付けてしまった。」

ｴｰｽ「疲れが溜まってた、とかじゃなく？」

ｼﾞｬﾐﾙ「あぁ。
だけど、調理中に一瞬、意識が遠くなったような感覚があった。」

ｴｰｽ「意識が遠くなったって……A先輩。」

『えぇ。』

ふむ…、と考え込むA。

『もしや、ユニーク魔法では？』

ｼﾞｬﾐﾙ「！あぁ、恐らくそうだろう。」

ｹｲﾄ「なるほどね〜。だから目撃者には本人の不注意にしか見えなかったって事か。

……って、何ニヤニヤしてんのAちゃん！」