紳士的イケメンは悪女を気遣う―荒野の反逆者🦁 (ページ36)

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🦁―荒野の反逆者。ページ36

――モストロ・ラウンジ――

ｱｽﾞｰﾙ「？！また貴方達ですか。今度はなんの用で？」

またまたAの事についてアズールの元へ聞きに来たエース達。流石のアズールも呆れ始める。
しかし、“Aさんの為ならば”と了解してくれたアズールとウツボツインズ。

――VIPルーム――

VIPルームに通され、ソファに腰を下ろす1年生。

ｱｽﾞｰﾙ「またAさんについて、ですか。」

ｻﾂｷ「はい。皆さんの話を聞いて、A様が何故苛ついているのかが分かったんです。ですが、その状況に辿り着くまでの話が上手く繋がらなくて。」

ｱｽﾞｰﾙ「ここはフロイド。頼みましたよ。」

そう言ってフロイドに目線をやるアズール。

――回想――

in教室。

『ﾁｯ。』

最近やけにA不機嫌なんだよねぇ。すげーイライラしてるっていうか、兎に角不機嫌。

『あ"ー腹立つ！！』

ドゴッ。
　

よく机とか物に当たるA。いつもはこんな乱暴なことしないのに。何でそんなにイライラしてんの？

『なんなんだよ、次から次へと！！コソコソしやがって！』

誰かに文句を言ってるっぽい。文句を言いながらAは机を蹴り続ける。

『覚悟しとけよ犯人め…！みつけたらテメェの指の骨砕きまくって、火炙りにしてやる！フルボッコだけで済まさねぇからな！』

ドゴッ。

「A？ちょっと落ち着こ？」

『あ"ぁ"？るっせ！……？！はっ…！僕としたことが…。』

こんなにイライラしてるAは初めてで、周りのやつらも結構ビビってた。正直、俺も少しビビッた。

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ﾌﾛｲﾄﾞ「ってカンジ。」

ｴｰｽ「A先輩そんなにイライラしてたのかよ…。」

ｻﾂｷ「これは調べないといけないね…犯人を。」

フロイドにある程度の話を聞き、1年生達は“今日はもう解散するか”と言い、それぞれの寮へ戻った。