検索窓
今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:41,326 hit

50 平穏 ページ4

『ほんと何やってるんですか白膠木さん』

白「ほんま堪忍や…」


いつも通りAちゃんと夕飯食べに来たけど、朝の一件があったから俺は一文無しや…
あとから返すのは別として歳下の女の子に奢ってもらうやなんて…


白「俺かっこ悪いなぁ…」

『そんなことないですよ』

白「えっめっさ嬉しいけどそれ何を根拠に言うてる?」

『打ち上げの時助けてくれたし』

白「たし?」

『これは自意識過剰かもしれないですけど、私とご飯食べる時絶対お酒飲まないし』

白「そこかっこええか…?」

『前から気になってたんですけどなんで飲まないんですか?私のこと気にしてくれてるんです?』

白「まぁそうやけど…
だっていざと言う時Aちゃん守れるのって俺しかおらんし…飲んどれへんやん?」

『…へぇ』

白「へぇ、てなんやねん締まらんな」


へぇ、言うたAちゃんの顔は恥ずかしそうやけど満足そうやった。嬉しい…んかな
そうやと俺も嬉しいな、頼ってくれとるみたいで


『白膠木さんがかっこ悪いなんてことはないと思います』

白「朝の一件も含めて?」

『朝の一件はかっこ悪い極まりなかったです』

白「言うてることが矛盾してませんかそれ」

『あーあ打ち上げの時のかっこよかった白膠木さんはどこに行ったんですかね』


打ち上げっちゅう単語を聞いた時、今日会ったあのプロデューサーの言うとったことを思い出した
早めにAちゃんにも「アイツは危ない」て忠告しとくべきか…
いや、でもそんなんしたらAちゃんが仕事しにくなるやろし、それにアイツが危ないっちゅう確証がまだ完璧には持ててへん。

この話は追い追い、やな

51 2ヶ月→←お知らせ



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (275 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
680人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ロキ | 作成日時:2019年11月4日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。