第12話。 ページ12
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「風丸ー?どこー?」
Aが不安そうに声を上げる。
なんだかんだで彼女も風丸がいないと寂しいのだ。
二人ともツンデレで共依存。
そんな感じである。
さて、少し話を戻そう。
これは吹雪が離脱し、アフロディが追加された辺りの話。
風丸がさっき練習に出て行ったっきり、戻ってこないのだ。
普段は冷たく当たっていても、本当は心配なのであろう、不安な表情をしている。
それに、一番の理由はアフロディにある。
この話でアフロディがメンヘラである事は分かっている。
分かりやすく言えば、Aがアフロディに追われている、という言葉が妥当だろう。
「なんで君は逃げるんだい……?はぁ……はぁ……」
「近寄らないでください本当に」
「そんな事言われたら……僕……」
「泣くなって」
さすがサッカー選手、とでも言うべきだろうか。
この会話は"走りながらの会話”だ。
アフロディは若干息切れしているが、陸上経験者であるAに劣るのは当然の事と言える。
「ちょっ……アフロディとAは何やってる!?」
「あ、風丸君。ただの鬼ごっこだよー。」
「違う鬼ごっこじゃない逃げてたって風丸助けてぇ!!」
ポスッ、という音がしてAが風丸の胸に倒れ込む。
その出来事に風丸は戸惑いながらも嬉しそうにしていた。
「あっ……風丸ごめん。重いでしょ。」
「そんな事は無かった。むしろもう少し太った方がいいんじゃないか?」
「言い方悪っ」
「そっかー……風丸君の言う通りだね。だからAは胸小さいんだよね!まあそこも可愛いけど。」
「失礼とか恥とか超えてもはや呆れたわ」
完璧な美少女では無い。その事が、よりAを愛おしくしているのではないか。
風丸はつくづく思う。
2日に1話更新目指してたのに……ウワァ───( ゚д゚)───ァァ!!!ごめんなさい。
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ほるてん(こよーさん)(プロフ) - ひまりさん» いつもありがとうございます。藤裂ちゃん小さい頃は可愛かったんですよ。小さい頃は。 (2019年9月22日 20時) (レス) id: 99d2157f92 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - お久しぶりです!たまっていたお話しを読み終えました。藤裂ちゃん、どうなっちゃうの?!監督、何飲ませたの…って感じですねw先のお話しが楽しみです!これからも応援してます! (2019年9月15日 16時) (レス) id: 7786c73efb (このIDを非表示/違反報告)
ほるてん(プロフ) - ひまりさん» コメ返信遅くなりすみません。この作品、あまりイチャイチャしてないカップルを作りたいなー、という感じで作った作品なのでそう褒めて頂だけると嬉しいです。これからも頑張ります! (2019年5月27日 20時) (レス) id: 8ec7dea17d (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 初めまして!ひまりと言います。ここ最近から読ませてもらっています。まず、カップルが超イチャイチャしてていかにもリア充!って感じではなくて本当に嬉しいです!あまりラブラブしてるとどうしてもムカつくのでありがたいです!テスト、同じく。これからよろしくです (2019年5月26日 14時) (レス) id: 7786c73efb (このIDを非表示/違反報告)
ほるてん(プロフ) - 風神ノ舞様、Setsuki.様、コメントを下さるのはありがたいのですがコメント欄でのチャット行為は禁止されています。控えて頂けると嬉しいです。 (2019年5月25日 10時) (レス) id: 8ec7dea17d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほるてん | 作成日時:2019年5月4日 18時