I love you a lifetime 4

I love you a lifetime ページ9

tSide







マネ「ありがとう。でも、一回家に帰って」




玉「え？」





マネ「Aさん。心配する。」







本当はすぐにでも事務所に行きたい。






でも、強引に部屋に帰らせられた。








渋々。俺は家に帰った。









ドアを開けると光のない部屋だった。









え…。




A居る？









あの時のことを思い出す。








また、キミが居なくなったら。どうしよう。って。









リビングに進む。







そしたら、Aは何故か泣いてて。








泣いてる理由は過去で。







俺のせい。









目の色は灰色で、






キミは誰を見てるの？









そんな風に声を掛けたい。









俺が、悪い。









そしたら、はっとしたようにAは元に戻った。









そして、俺はマネージャーと事務所に行く為に「仕事」って嘘をついた。









そしたら、Aは少し悲しそうにした。









ごめん。








本当は一緒に居たい。






でも、今まで俺達に嘘ついて、守ってくれたマネージャーに…俺は、何もできてない。









冷たい廊下を通って玄関に。








玉「ちょっと、遅くなるかも。ごめん。」




貴「全然。頑張ってきて。」









そう言って、部屋を出た。









後ろを振り返る。









いつもは部屋から出てきてお見送りしてくれるのに。









俺は、冷たいドアを見詰めた。









俺、なにやってんだ。

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