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食堂らしき部屋のドアを開けると、中にはそらるさんとまふくんがいた。
ま「あー!Aちゃん!おはよー!」
片手に何かの料理をもったまふくんが此方に向かって手をぶんぶん振る。
おはようございます、と答えながらテーブルに近付くと、テーブルの上にはトーストにヨーグルトといったいたって普通の朝食が並べられていた。
ま「これ全部僕が作ったんですよー!」
『えぇ…!美味しそう…!』
食べて食べて、と言われるので近くの椅子に座り、トーストを口に運んでみる。
『あ、美味しいです!』
笑ってそう言うと、まふくんは嬉しそうに笑った。
歯は見せずに。
そ「俺も食べよー」
そう言ってそらるさんも私の近くの椅子に座ると、トーストに齧りついた。
ま「僕もー」
二人とも朝食を食べ始める。
私も一緒に朝食を食べていたが、何故だか違和感を感じた。
料理は普通に美味しい。
でも、なんでこんな山奥でパンやヨーグルトが手に入るのか。
そもそもここは、自分たち以外入れないのではなかったのか。
1人で考え込んでいると、横からまふくんに声をかけられた。
ま「さっきからずっと黙ってるけど何かありましたか?」
なんでもないです、と答えるとそっか、と言って再び食べ始めた。
(あれ…?私さっきまで何考えてたんだっけ…?)
まぁいいか、と思い再びトーストに齧りついた。
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もみじ(プロフ) - 最後の展開が予想外でめっちゃくちゃ面白かったです!!好きな歌い手さんしかいなくて読んでて幸せでした(笑) (2022年6月8日 17時) (レス) @page50 id: f10d40c9f5 (このIDを非表示/違反報告)
咲魔_ジャジャ麺 - 好きです!最新頑張ってください!そして英語ぉなんもわかんない(翻訳?みたいなの使ったけど) (2019年2月9日 16時) (レス) id: ac3afb786c (このIDを非表示/違反報告)
眠気の極み(プロフ) - あほの人。さん» そこまで言っていただけるとは……! 沢山の小説の中から見つけてくださりありがとうございます! コメントありがとうございます! (2018年12月23日 11時) (レス) id: 4d945e9819 (このIDを非表示/違反報告)
あほの人。 - めっちゃ好みです!!検索したりしてたら、眠気の極みさん見つけて、うわぁぁぁ!!!ってなって、見たらやっぱ神作でした、、、!!これからも頑張ってくださいね!! (2018年12月21日 16時) (レス) id: 1ae863597a (このIDを非表示/違反報告)
眠気の極み(プロフ) - わあああ褒めてくださりありがとうございます!描写にちょっと悩んだところだったので嬉しいです…! (2018年11月25日 20時) (レス) id: 4d945e9819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠気の極み | 作成日時:2018年10月23日 17時