吸血鬼にさらわれました。【そらる】【まふまふ】

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『ごめんなさい…』

そ「部屋にいて、って言ったんだけどなぁ…」


そう言ってそらるさんが苦笑する。

言いつけを破ったのは事実だ。素直にごめんなさい、と謝った。


ま「大丈夫だよ。

それよりも僕たちの話ってどこまで聞いてた？」

『あ、天月さんが帰る直前に来たのでそんなに、というかほとんど聞こえませんでした。』

ま「嘘いてる様には見えないから安心して大丈夫だと思いますよ、そらるさん」


話の内容が分からなかったのは事実だ。でも自分の名前が聞こえたのは言わない方が良い気がした。


『あの、一つだけ気になることがあるんですけど…

天月さんが最初来た時に上からの命令だ、って言ってたじゃないですか。

あれってどういう意味なんですか？』



そらるさんは一瞬黙ったが、すぐに微笑んで答える。


そ「天月は俺らを攫った『誰か』の手下なんだよ。

攫われてきた俺たちが逃げないかたまに確かめに来るんだよ。

いつもは俺らの顔見たらすぐに帰るんだけど今日はAちゃんがいたから興味でも持ったんだろうね。」


なるほど、と呟く。

ふと、１つの可能性に思い当たる。


『天月さんに聞けば、此処から出る方法とか知れるんじゃないですか？』

ま「それは無理だよ」


横にいたまふくんが口を開く。


ま「『誰か』に関する情報は口止めされてるみたい。


一回聞いてみたけど絶対言えない、俺の首が飛ぶって言ってたよ。」


『そっか…』


でも、とまふくんは続ける。


ま「天月くんは普通にいい人だよ」


いきなり手にキスしようとした人をいい人だとはとても思えないが、悪人ではないぐらいの認識に留めておこう、と思った。


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まふまふさんの夢主ちゃんへの口調がいつのまにかタメになってたのに気付いた方はいますか

どうしてタメになったと思いますか

シンプルに私のミスです

２人の関係が最初よりも親密になった、という認識にしておいてください

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