検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:1,622 hit

紅葉が四つ ページ6

秋女side

何か大ガマに怒られたんだけど。
ちょっとむかつく。
そんな事を考えながら、大ガマを睨みながら進む。
今は元祖本家連合裏屋敷に居る。
隣には、私の姉の春オロチが居る。
その前には土蜘蛛。
私の前にいるのが大ガマ。
私達の前を歩いて案内しているのが大やもり。

「何だ?土蜘蛛さんよぉ。いつも顰めっ面なのに、さらに酷いぜ?」

大ガマが土蜘蛛を揶揄う。
あ、これまた屋敷が壊れるオチ。
でも、軽く口喧嘩するだけ。
その場が和む。
大ガマって何処まで計算してるんだろう。
あ、そうそう。
キュウビとオロチも後ろに居るよ。
静か過ぎて忘れてた。
何か笑いながら喧嘩してる二人を見て、

(此奴ら実は仲良いんじゃね?)

とか思って居る私が居る。
すんっと、呼吸をすると香る桜の匂い。
何でこの時期に桜?
と思い、縁側の方を見た。
驚いた。
桜が満開で、風に乗って花弁が散る。
その様が何とも綺麗で、思わず立ち止まってしまった。
それに気付いたキュウビと春オロチが止まり、オロチが止まり、大ガマと土蜘蛛も止まり、大やもりも止まった。
みんなが止まり、見惚れる。
すると突然雨が降り、桜を散らした。
梅雨並みの雨。
勿体無い。
でも、枝に滴る水滴が、陽の光を反射して、キラキラと光るのも、また綺麗な事。
まるで大きな水晶が、丸くなって光り輝いて居るかのよう。
こんな光景あったんだ…。
とでも言いたいような景色。
雨が降ったら外に出ちゃダメだから、こんなのは初めて見る。
ふわっと風が吹き、地面に散った桜も、枝の水滴も吹き飛ばすような風が吹く。
思わず目を閉じた。
ひんやりとした空気が流れる。
風が止んだから見て見たら、五人の人影。
土蜘蛛が一番に声をあげる。

「派手な歓迎だな。女郎蜘蛛。」

人影の一人に話し掛けた。

「あっら〜!土蜘蛛ちゃん、久しぶりよねぇ〜!全然会いに来てくれないんだもの、派手な歓迎くらいするわ♪」

こんな女口調であるが、列記とした男である。
そしてオロチは、桜を咲かせたであろう、桜オロチの元へ行った。
キュウビは、桜を散らしたであろう梅雨キュウビの元へ。
そして私は、目で会話して居る姉の姿を捉えた。
視線の先には悠大蛇。
その後二人静かに頷くと、睨み合い始めた。
見て見ぬ振りが一番、か。
そう思った私は、私の対の人物、雪炎へと顔を向けた。
微笑みを讃え、優しく言う。

「久しぶりだね。元気?」

紅葉が五つ→←紅葉が三つ


ラッキーアイテム

シール

ラッキーキャラクター

ビーチ姫


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:妖怪ウォッチ , カゲプロ , オリキャラ   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ!背の小さい子は受けだ!!うん!! (2018年4月3日 22時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました! (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - (続き)ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:死音 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年10月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。