紅葉が四つ ページ6
秋女side
何か大ガマに怒られたんだけど。
ちょっとむかつく。
そんな事を考えながら、大ガマを睨みながら進む。
今は元祖本家連合裏屋敷に居る。
隣には、私の姉の春オロチが居る。
その前には土蜘蛛。
私の前にいるのが大ガマ。
私達の前を歩いて案内しているのが大やもり。
「何だ?土蜘蛛さんよぉ。いつも顰めっ面なのに、さらに酷いぜ?」
大ガマが土蜘蛛を揶揄う。
あ、これまた屋敷が壊れるオチ。
でも、軽く口喧嘩するだけ。
その場が和む。
大ガマって何処まで計算してるんだろう。
あ、そうそう。
キュウビとオロチも後ろに居るよ。
静か過ぎて忘れてた。
何か笑いながら喧嘩してる二人を見て、
(此奴ら実は仲良いんじゃね?)
とか思って居る私が居る。
すんっと、呼吸をすると香る桜の匂い。
何でこの時期に桜?
と思い、縁側の方を見た。
驚いた。
桜が満開で、風に乗って花弁が散る。
その様が何とも綺麗で、思わず立ち止まってしまった。
それに気付いたキュウビと春オロチが止まり、オロチが止まり、大ガマと土蜘蛛も止まり、大やもりも止まった。
みんなが止まり、見惚れる。
すると突然雨が降り、桜を散らした。
梅雨並みの雨。
勿体無い。
でも、枝に滴る水滴が、陽の光を反射して、キラキラと光るのも、また綺麗な事。
まるで大きな水晶が、丸くなって光り輝いて居るかのよう。
こんな光景あったんだ…。
とでも言いたいような景色。
雨が降ったら外に出ちゃダメだから、こんなのは初めて見る。
ふわっと風が吹き、地面に散った桜も、枝の水滴も吹き飛ばすような風が吹く。
思わず目を閉じた。
ひんやりとした空気が流れる。
風が止んだから見て見たら、五人の人影。
土蜘蛛が一番に声をあげる。
「派手な歓迎だな。女郎蜘蛛。」
人影の一人に話し掛けた。
「あっら〜!土蜘蛛ちゃん、久しぶりよねぇ〜!全然会いに来てくれないんだもの、派手な歓迎くらいするわ♪」
こんな女口調であるが、列記とした男である。
そしてオロチは、桜を咲かせたであろう、桜オロチの元へ行った。
キュウビは、桜を散らしたであろう梅雨キュウビの元へ。
そして私は、目で会話して居る姉の姿を捉えた。
視線の先には悠大蛇。
その後二人静かに頷くと、睨み合い始めた。
見て見ぬ振りが一番、か。
そう思った私は、私の対の人物、雪炎へと顔を向けた。
微笑みを讃え、優しく言う。
「久しぶりだね。元気?」
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秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ!背の小さい子は受けだ!!うん!! (2018年4月3日 22時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました! (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - (続き)ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
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