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紅葉が三十二枚 ページ35

秋女side

なんかスイが考え込んでる。
なんだろう。
何か不味いことでもあったのかな。
あ、顔を蹙めた。
……誰かと話してるんだろうな。
スイ(彼奴)が顔を蹙めたときは、大体頭の中で誰かと話してるとき。
相当嫌な相手なんだろうな。
嫌そうにしてる。
………何で、隠すのかなぁ。
私が主人なのに。
ふっと、周りを見る。
…………平和だ。
研究所。
あれは、何処なんだろう。
恐らく、人間界。
と、すると、何処かの地下かな。
窓が無かったし。
唯、ある方向に行こうとすると頭がキーンって痛くなるんだよね。
何なんだろ。
すると、ガラッと窓が開いた。
そこには、ヒビヤが立って居た。

「ヒビヤくん!」

直ぐに反応したのはモモだった。
ヒビヤのこと好きなのかなぁ。
まぁ、今は関係ないか。

「ヒビヤ!無事だったか。」

キドがほっとしたように言った。
団長だから心配だったんだな。

「うん。もう大丈夫だよ。ちょっと眩暈がして倒れただけだから。」

立ちくらみってやつか。
大変だなぁ、ヒビヤも。
でも、なんだか目が泳いでるような……。

ヒビヤside

咄嗟に嘘ついちゃったけど…。
バレてないよね!
大丈夫だよね!
セトさんに読まれちゃったらやばいもんね…。
よし、大丈夫!

「本当に大丈夫なのか?」

団長が聞いてくる。

「うん、大丈夫だよ。ありがとう。」

そう言ってみたものの、全然大丈夫じゃない。
正直言ってアレをみんなに話していいものなのか考えている。
言うべきか………言わないべきか………。
そんな事を考えていると、不意に声が頭の中に響いた。

『不安?』

この声は、スイさん?

『言いたくなければ、言わなければいい。でも、それが命を取ることになるかどうかは、君次第だよ。頑張ってね。』

そんなに危険な事なのかな?

『うーん。今の彼女は何者かに操られてる感じがするから、君たちの命に関わる可能性は100%に近い。』

何でそんな事言えるの?

『僕の感、かな?』

ふーん。

『ふふ、信じて無いみたいだね。』

当たり前でしょ。
感で命に関すること言わないでよ。
あと、僕の頭の中に直接話しかけてくるのヤメテ。

『分かった分かった。そう怒らないでよ。』

怒ってないし。

『ふふ。可愛いなぁ。それじゃ、僕はこれで。』

もう来ないでよね。

『はいはい』

あの人、本当に掴めないから嫌い…。
はぁ……………………。

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設定タグ:妖怪ウォッチ , カゲプロ , オリキャラ   
作品ジャンル:ファンタジー
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秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ!背の小さい子は受けだ!!うん!! (2018年4月3日 22時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました! (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - (続き)ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:死音 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年10月11日 17時

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