ひゃくにじゅうご ページ25
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「…………」
「ああ、目が覚めちまったか?」
あまりに驚きすぎると声も出ないのだと、改めておもった。
私はただただ瞠目して覗き込む彼を凝視していた。
「A?」
「あ、は、い、今何時です……?」
ハッと我に帰って起き上がろうとすると、まだ夜明け前だ、と言って簡単に私を彼の膝枕に沈めた。
そういえば空は薄暗い。
辺りを見回してそこでふと気が付いた。
掛けられていたのは、彼の羽織だ。
「ちゃんと起こすから、寝てろ」
「目が、覚めちゃいましたよ……」
そう言って寝転んだまま彼の頬に手を伸ばす。
随分白んできた空は、それでもまだ暗い。
「聞いてただろ、俺と銀時の話」
「……ごめんなさい」
「別にいいさ。聞かれたら、答えるつもりだった」
彼の手が私の頭を優しく撫でる。
いたずらっ子のようににやりと笑うと、彼は言った。
「ただ、立ち聞きはいけねぇなァ?」
「うっ……あの、えっと、
「銀時が潰れちまったからよ、部屋に運ぼうと思ったら襖んとこにてめぇが倒れてたんだ。で、事ここに至る」
なるほど私はあのまま寝てしまったのかと思わず苦笑した。
「あなたはずっとここで月見を?」
「ああ。こんなに綺麗でまん丸なお月さんと別嬪な嫁に挟まれて、なァ」
「まあお上手です事」
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soari(プロフ) - コメント失礼します・・!どうして、どうして投票は一度しかできないのでしょうか?可能なら10点を命尽きるまで押し続けたいです。沖田レイア様の高杉を、キャラ愛を強く感じ、脳内に映像が巡り、私は今感動と動揺で死にそうです・・・素敵な作品をありがとうございます (2021年9月30日 23時) (レス) @page50 id: a5995c2106 (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます!!感動して頂けたようでとても嬉しいです!コメント大変励みになっております……ありがとうございました! (2021年9月16日 22時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 悶絶&号泣でした!晋助様大好きで萌えながら読ませていただきました。その後の話まで書いていただけて嬉しいです。これからも応援させていただきます (2021年9月16日 5時) (レス) id: d7bd017054 (このIDを非表示/違反報告)
沖田レイア(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます!僭越だなんて……むしろ応援してくざすってめっちゃくちゃ嬉しいです!超モチベになっております!コメントありがとうございました!!! (2021年9月2日 23時) (レス) id: b13dceedcd (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 沖田レイア様、コメント失礼致します!本当に本当に大号泣しました、主様の作品は全部全部大好きです。ありがとうございます。神威の方も、引き続き僭越ながら応援させてくださいっ! (2021年9月2日 2時) (レス) id: ffa5a66e58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田レイア | 作成日時:2021年6月2日 0時