【銀魂】100日後に死ぬ(死なない)高杉晋助【高杉晋助】

57日後に死ぬ(死なない)高杉晋助 ページ43

三月十四日(日曜日)






先生や銀時に呼ばれたので俺も松下村塾でホワイトデーのお返しを渡そうかと買っておいたAの好きな……もしくは好きそうな高級菓子を持って行った｡

Aは先について居たようで居間を覗くと先生(過保護その一)虚(過保護その二)朧(過保護その三)銀時(過保護その四)からのお礼の品で埋め尽くされていてその真ん中に座っているAが動けないと助けを求めてきた。

俺は荷物を廊下にも出してどうにか道を作るとAはヨタヨタしながら踏まないように廊下へ出てきた｡


「一生箱に囲まれて生きなければいけないのかと思った……」

「ククッ。だがそれにしても今年は多くねぇか？」

「うん、なんか先生は私に似合いそう洋服屋さんを見つけちゃったみたいで爆買いして、虚も私に似合いそうな着物屋さんを見つけちゃったみたいで爆買いしたって」

「ああ……というか、これどうやって持って帰んだ？そもそも帰ってもしまう場所あるか？」

「無いね……」

「……部屋、余ってるからそこに置くか？」

「お願いします……」


銀時のプロ顔負けのケーキを食べられてご満悦そうなAだったが、俺ん家に大量のプレゼントをしまうため車を虚に借りて、それに荷物を乗せているとAが


「正直着物とか洋服より朧兄ぃのメリケンサックと釘バット、明らかに違法な拳銃の方が対処に困るなぁ……」


とボソリと呟いていたので後で朧にプレゼントとはなんなのか説明したいと思う。

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