【銀魂】100日後に死ぬ(死なない)高杉晋助【高杉晋助】

95日後に死ぬ(死なない)高杉晋助 ページ5

二月四日(木曜日)







今日は模試だった。
嫌がる銀時を俺が奢るからと言ってハンバーガーショップにAと三人で入って自己採点した。


「銀時、自己採くれぇとっととやっちまえ」

「うぇ……俺一番自己採が嫌いなんだよね。現実見たくない」

「大学受験の時にはほとんど自己採で合否を賭けるんだぜ？今のうちから慣れとかねぇと困るだろ」

「ううぅ……まともな事言ってんじゃねぇよバカ杉のくせに……」


つっぷして顔を上げない銀時にため息をついていると隣でカチンとペンのキャップをつける音がして、Aが終わったかと手元を覗いた。


「どうだ、何点だっ……た……」


俺が固まって何も言えないでいると、Aはにっこりと笑って俺を見る。


「見ての通りだよ？」

「……だ、大丈夫！大丈夫だ！次がある。そんとき挽回すりゃあいいのさ」

「それ前回も言ってた……」

「あ！そんな事よりも新発売のアレ食べようぜ。ずっと気になったんだよな」


無理やり話題を逸らすなか、銀時がもそりと顔を上げてAの答案を見る。


「……英語六点はまずいんでない？マーク式の問題で」

「うるせー！黙って自己採してろクソ銀時！」


進学できるかな……と落ち込んでさっきの銀時と同じようにつっぷしてしまったAに、俺が永遠に養ってやるよと言いたかったが、ぐっと飲み込んだ｡
銀時がいなければ俺の馬鹿な口は言ってしまっていたと思うので、たまにはアイツもいい仕事するじゃねぇかと思ったが、Aを傷付けたことは許さないので後で血祭りにあげようと思う。

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