【銀魂】バカたちが夢の跡【高杉晋助】

十一日 ページ11

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「そういえばさ」


私はふと首を傾げた。


「晋助と銀ちゃん、勉強しなくていいの？受験生にとって夏ってほら、大事じゃん？」

「そういやァ、確かに」

「言われてみれば？」


総悟と神威は顔を見合わせると、私と同じように首を傾げて二人を見る。
銀ちゃんと晋助も二人で顔を見合わせて首を傾げていた。


「俺ァ落ちねぇからなぁ……」

「俺は秋から本気出そっかなって……」

「秋ぃ！？舐めとんのか」

「いや、お前も舐めてんじゃん！」

「俺は自分(てめー)の実力を客観的に見た事実を言ったまでだ」

「晋ちゃん知ってる？それを世間では舐めてるって言うんだよ？」

「誰が晋ちゃんだぶっ殺すぞ銀時」

「上等だやれるもんならやってみろや」


そうして始まった大乱闘スーパー村塾ブラザーズを横目に見ながらため息をついた。


「嫌だなー、うちらも来年受験生だぜ？」

「えー、その前にAは進学じゃない？」

「うぐっ」

「そうでさァ。留年とか笑えねーからな？」

「ぐぇっ」

「俺は指さして笑ってやるけどなぁ。ま、安心しなよ。知り合いに八留したやついるから」

「その情報の何処に安心しろと？」

「つまり、八留してても人間どうにか聞いてけるってことだろィ」

「私留年するの確定で話進めるの辞めてくれない？ちゃんとお前らと三年生になってやるからな！」

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