検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:7,818 hit

12 ページ12

.






ようやく目を開けると、そこには腰の背丈ほどしかない小さなガキ。


「僕は小夜左文字。あなたは……誰かに復讐を望むのか……?」


復讐、という言葉に思わずピクリと反応する。
だがまあ、いくら満足する死に方をしたとは言え、人生の半分近くをかけたものだ。
簡単に捨てられるものでもあるまい。

ふ、と笑って、小夜左文字の頭に手を置いた。


「俺ァ高杉晋助。俺の復讐は、もうかなっちまってるなァ」

「そう……」


俯いてしまった頭を、ワシワシと撫でた。
なんだかシンパシーを感じる刀だねぇ、コイツは。


「まあなんだ、これからよろしく頼まァ」

「うん、よろしく」


コクリと頷き、俺を真っ直ぐに見つめた。
なんだか野良猫みてぇなやつだなァ。
それを言ったら山姥切国広もか。


「それでは鍛刀も済んだ事ですし、広間へ戻りましょうか」

「そうだな。ありがとうな、鍛刀妖精」


キツネの言葉に頷いて、鍛刀妖精にヒラヒラと手を振ると、嬉しそうにブンブンと振り返してくれた。

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 刀剣乱舞 , 高杉晋助   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

美結菜 - とても面白いです!続き楽しみにしています! (2023年2月13日 17時) (レス) @page17 id: f842e5f119 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沖田レイア | 作成日時:2020年5月15日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。