四十匹 ページ40
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とりあえず、多少私が居なくても回るように一週間分位の仕事を終わらせて、武市さんに渡しておいた｡
あとはあの悪趣味ヤローに頷いて貰うだけだ。
と、そうこうしているうちに搭乗口の辺りが騒がしく｡
ああ、ようやく帰ってきましたか晋助様よ。
かかっていた私お気に入りの羽織を羽織って下駄を鳴らしながら歩く。
もちろんいつもはこんな事しない。
今は私が怒っているからしてるだけ！
おのぶさんやおうのさんを含め、集まったお出迎えを掻き分けながら進む。
「晋助様。おかえりなさいませ」
「お、おう。今帰った」
いつもはお出迎えなんて形式上しかしない私が声をかけてきたもんだから、驚いたように晋助様がこちらを見た。
おのぶさんは私を睨んでいるし、また子ちゃんとおうのさんはやっぱり驚いたよう目を瞬かせていた。
「今お帰りになられたばっかりで大変申し訳無いんですが……私に休暇を下さい」
「あ？休暇？」
「はい、休暇です」
晋助様は少々悩むような仕草の後、私が……ひいては私達が面白いことになっていることを察知したのかニヤリと笑った。
当の本人達は全く面白く無いけどね！
この時ばかりはあの綺麗なお顔を殴りたくなったけど、戦闘力マイナスの私では掠らせることも出来ないのは明白なので辞めておく。
「お前には結婚からこっち、ずっと働かせっぱなしだったからなぁ。いいだろう休暇をやる」
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coma7672(プロフ) - すいません！前のコメント間違えて送信してしまいました、、お話最高すぎます！更新楽しみにしています！！ (2020年4月7日 23時) (
レス) id: 46f7afe943 (このIDを非表示/違反報告)
coma7672(プロフ) - 高杉晋助 (2020年4月7日 23時) (レス) id: 46f7afe943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖田レイア | 作成日時：2020年1月12日 19時
