【銀魂】ラブコメだなんて絶対に言わせない【高杉晋助】

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「うーん、ミツバさんが必要としてそうなものってありますかね？」

「……あ、写真が飾れねぇって言ってた」

「写真立て！いいですね！ミツバさんのお好きな色とか……」

「黄色。あいつ黄色が好きなんだ」


ミツバさんの事となると嬉しそうに話すなぁ、先輩｡
なんか、本当にワンコみたい。前からだけど。
ああ、ワンコ……ワンコぎゅーしたい。ぎゅー。
あの暖かい体温ともふもふにいやされたいィィ……


「…………ん？」

「あ？どうしたA」


待て、この感情……土方先輩を抱きしめたくてたまらなくなっていたのは……


「ワンコに対する感情と同じかぁ！」

「え、すまん。何の話だ？」


そうかそうか。謎が解けた。
私は土方犬をモフりたかっただけなんだ。
え？誰だよ恋とか言ったやつ。殺そ。
会長血祭りだー。


「なんでもないですよ〜土方先輩。写真たてのコーナーは向こうですね」

「お、おう」


困惑したような顔の先輩に、本来なら説明したほうがいいのだろうけど、言える？
私は土方先輩のこと好きだと思ってたんですけど実はワンコをモフりたいだけでした。って。
笑い話にもならないんだけど。


「お、結構種類ありますね」

「そうだな……でも地味すぎねぇか。この写真立ては黄色だけど、飾りがなくて味気ねぇ」

「なら、作ります？」

「は？」

「いや、その黄色いシンプルな写真立てをベースに飾り付けしたらどうでしょう？」



「…………それだ！」

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