【銀魂】ラブコメ、だなんて…【高杉晋助】

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ガラリと戸が開いて、先生が入ってくる。
いつもどうりの朝のホームルーム。


(でも、あれ？)


先生なんだか元気が無い。
これは根拠の無い勘だけど、今日の先生なんか変だ。


(どうしたんだろう)


まあ、でも人間そういう日もあるか。
それに今日は授業もない、文化祭準備日だし。


(間に合うのかね……お化け屋敷。ほぼ終わってないんですけど)


私は生徒会の方が忙しいのでお手伝い出来ないのに。このクラスでやる気のある人なんて居るの？
真面目にやりそうなの私くらいじゃない？
知らんけど。


「先生は職員室に居るから怪我したり買い物に行く時は来てくれ。じゃあ、銘々作業にかかるぞ！」

「はーい」


気のないクラスメイトの返事を聞きながら立ち上がる。生徒会会議の時間だ。
確か議題は文化祭時の見回りの順路とペアと時間帯決めだった気がする。

晋助さんとペアになれるといいなぁ……
いや、いかんいかん。
公私混同はいたしませんよ。


「ちょっとAさん、どこは行くの？あんたもてつだいなさいよ」

「あいにく会議がありまして。それに最初から言ってましたよね？生徒会があるから私を頭数に入れないで欲しいと」


ゆきこさんはまた舌打ちする。勝手にしろ！との怒鳴り声を背に、言われなくても勝手にするわと舌を出した。

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