【銀魂】ラブコメ、だなんて…【高杉晋助】

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今日も地っ味ーな、もはや嫌がらせと呼べないような嫌がらせ、消しカス投げつけられたりとか。を耐え抜き、下駄箱の前。
いや本当はこれから生徒会なんだけど。

無理。高杉先輩の顔見れないし。
もうサボって帰る。


(あれ)


靴を取り出した拍子にかさりと音を立てた紙切れ。
なんだろう。下駄箱に手紙とか。
ラブレターだとしてもベタベタ過ぎる。

……とりあえず封開けてみよ。
あ、手紙じゃん。
えーと。なになに？


(今日の放課後屋上に来てください？あなたに伝えたい事があります？)


……罠の匂いがプンプンするんだけど。
私に告白とか……どんな物好きよ。まだ「愛の」告白かどうかはわからないけど。

見える、見えるぞ未来が見える。
私が集団リンチでボコボコにされる未来が。
よって、屋上には行きません。
帰ります。

出入口に向かおうとくるり方向を変える。

パッチリ。

……。

そっと目をそらして、他人のフリ。


「いや、おせーだろ。思いっきり目あったし」

「うっ、慈悲で見逃して下さいよー土方先輩」


袴姿の土方先輩。
部活中だったとは。一生の不覚。


「慈悲ねぇ……それはいいが、せめてサボる理由は言ってけ」

「……」

「……たっく､だんまりブームかよ｡高杉もAも」

「……高杉先輩も？」

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